先ずは、ステーションとは英語の意味の一つで、牧場という意味。最も知れ渡っているのは『駅』という意味ですが、こういう風にも使います。大抵は、High Country Sheep Farm つまり高度の高い山地などにある、莫大な敷地の牧場という意味で、メリノウールや食用の羊、鹿、肉牛などを放し飼いで飼ってます。
メリノウールはその毛が衣類に使われます。メリノを使った衣類のブランドでニュージーランドを代表するのは、Icebreaker=アイスブレーカーというものがあります。
これは日本でも主にアウトドアショップ等で見かける、買う事が出来ます。非常に着心地がよく肌に優しい感じで、天然の素材という事で体臭が生地につきにくく、ニュージーランドそして世界中で人気のアウトドア兼衣料のブランド、製品です。皆さんも特にメリノの靴下を見た事があるのでは?ひょっとしたらそれはニュージーランドのメリノウールをつかっているかも知れません。
アイスブレーカーのニュージーランドのサイトへのリンク(英語)
今回お世話になった友人家族の牧場もこのアイスブレーカーという会社と契約を交わし、ここで採れるウールはアイスブレーカーによって買われて行くそうです。
ちなみにこのアイスブレーカーというブランドは、製品それぞれに、アルファベットと数字の混じったコードが内側に付けられていて、このコードをウェブサイト上で入力すると生産地が分かるというシステムを導入しています。もしかしたら貴方のそのアイスブレーカーはテンプルピークの羊の毛からで来ているかも!
(これをする為にはウェブサイトのメインページの上中央にある緑のFind Your BAACODEという枠の中に貴方の製品のコードを入力して下さい)
アイスブレーカーの宣伝はさておき、羊。
予定では、前の日にこの牧場内にある標高1000メートルにあるちょっとした小屋に私と友人のベンが行ってそこで一晩過ごし、次の日の朝に本体と合流するというもの。
数日前にここのお父さんと会った時に彼に、『他に18人いるからこうしないと無理』みたいな事言われたんですが、蓋を開けてみればそれはただ私がからかわれてただけで、実際はこの一家のお父さんのマーク、お母さんアマンダ、そして次男坊のハリーの3人だけで、4輪バギーが3人乗りという事で私とベンは歩かなければならなかったという事でした。
まあ、私が東京出身の移民という事をここのお父さんマークは十分理解してて、こういった農業関連の事私が何も知らないのを逆手に取って騙したんですね。で、言われる私も素直にそういうもんなんだと信じてしまった。
よく考えりゃ、18人も必要ないですもんね、羊動かすのに。まあこれは『もちつもたれつ』もしくは『お互い様』じゃないけど私も日本の事とか話膨らませたり作り話してからかってます。彼にはそんなに日本の事分からないからね、次ぎ会った時見てろよということで。
友人のベンはここの長女とつきあってて、彼は学校の先生をウエリントンで学校の先生をしてて、現在は2月中旬まで6週間のサマーホリデー中。ここで毎日山歩き行ったり自転車のってどっか行ったりのんびりしてます。
まあベンは日本語分かんないし、個人情報漏洩かも知んないけど、交際は両親公認だし、彼がこの記事を知る事は無いでしょうし、知ったとしてもきっと笑って許してくれる事でしょう、『お前を日本で有名にしてやってんだ』くらいの事言えば。
またここの一家『ハッセルマン』さん家は、お父さんがオランダ系。知ってます?オランダ人は世界で一番平均身長が高い民族。そのせいかこの一家皆背が高い。父、母(イングランド出身だけどね)、長男次男皆180センチ以上、長女次女も私(170センチ)より世高いです。特に一番下の次男坊のハリーに至ってはまだ15歳で190位、彼のふくらはぎが私の太腿のサイズ。ここを訪ねる度にホビットになった気分。
特に笑えるのが私の母親(身長160以下)が来た時。私の母親はここの長男が大のお気に入りなんですが、二人が並ぶとそれはもう巨人と小人の世界。ここの長男とは長い事友達で、一緒に日本にスキーしに行ったりしましたが、その時に私の実家に寝泊まりしたのが縁の始まり。言葉通じてないのに不思議と意思疎通問題無いんですよねこの二人。見てるともうそれは最高のコメディーです。
と、書き始めたのですが何かこの記事とても長くなりそうなので、何回かに別けます。
ですのでこの続きはまた次回。お楽しみに。
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