2013年12月30日

動画 ニュージーランド航空の機内安全ビデオ その2 ベア・グリルス

毎回話題とユーモアたっぷりの機内安全説明ビデオを作る事で有名なニュージーランド航空がこんなビデオを作ったのでご紹介します。実際他の航空会社の事はあまり知りませんが、あまりここまで毎回ぶっ飛んでないでしょう、恐らく。

この作品は実際去年の夏に作られ公開されたものです。

この作品内に出てくる風景は、ルートバーントラックで、去年の夏に実際にルートバーントラック上で撮影されました。たまたまこの日は自分もお客さんを連れてトラックを歩いていて、ヘリコプター2機が上空をぶんぶん飛んでいたのを覚えています。

この登場人物の人は、イギリス人で、ベア・グリルスという方です。この人は自分のテレビ番組 Man VS Wild を通して一躍有名になりました。こちらでも、Prime というチャンネルでその番組が見る事が出来ました。こっちで知らない人はいないんではないでしょうか。

Wikipediaのベア・グリルスを説明するページへのリンク

この人が毎回世界中の辺境の地を訪れ、現地の自然にあるありとあらゆる有用なものを使い、虫、動物を食べ、草木を使ってベッドを作って寝て、サバイバルするという内容の番組です。



この人も今ではその番組は終え、なんだか世界中を講演して廻ってるみたいです。

さて、これからも様々な角度からクイーンズタウンを紹介して行きたいと思います。

それでは。

勝手にアウトドアギア比較考察 その1 ビビーバッグ VS 一人用テント

今回、最近決断に困っている事があり、友人からギアを借りどんな物なのか試す事にしました。

行って来たのはグレイシャー・バーン

それは何かと申しますと、果たしてビビーバッグかそれとも一人用テントにすべきか?

先ずは、それぞれの利点から。

ビヴィーバッグ。

こちらがビビーバッグ使ってみた感想の記事へのリンク

1、軽量。
これはやはり小さいだけあってとても軽い。
2、サイズ。
そしてとても小さく、バックパックの中でも全く場所をとらない。

一人用テント。
1、居住性。
やはりテント内の空間が、何とも快適な夜を提供してくれる。
2、悪天候時に全てのギアをテント内に入れる事が出来るので、濡れるのから防げる。
3、重量。
最も少ないので1,3キロ、だいたい1,5キロくらいが普通。(今使ってるマーモットの古いのは2,5キロくらいですのでこれでも大幅な重量削減)

今回ビヴィーバッグを使ってみての感想。
1、これはこのモデルの使用からなのか、一般的に言える事なのか分かりませんが、中に入って寝転ぶと虫除けのメッシュのカバーが顔に被さったままになり、非常に慣れてないと気になってしょうがない。今回は暖かい夜で、樹林帯の上でしたので虫を気にする事無く、顔の辺りのカバーは全て開けたまま眠りました。
2、バッグ内の結露。
朝起きたら特に顔に近い、バッグ内部で大分濡れていた。特に湿気の覆い夜ではなく、しかも開け放したままで寝ていた事を考えると、もしもう少し寒い日に全てジップを閉めて寝てたらどういう事になっていたのだろうと考えさせられました。
3、天候を選んでしまう。
やはりこれは晴れた時はいいけど、雨の夜にこれで寝てると思うと、きっと寝付けないでしょう。しかもバックパック等は雨からしのげませんので、これも心配の種となるでしょう。

結論。
やっぱり一人用テントかな。
1、やはり居住性は捨てがたい。
2、1,5キロならまだまだ軽い。
3、雨・厄介な虫等からギア・自分を守る事が出来る。

てな訳で、他愛も無い思考の羅列を記してみました。幾つか気になった一人用のテントがありますんで、いずれチェックしてみたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

一人用テントに軍配で賛成の方、もしくはビビーバッグの地位の向上、再起復活を望まれる方、良かったらクリックを。
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2013年12月29日

ロッククライミング アラワタ・テラス Arawata Terrace

ちょこっとロッククライミングに行ってきました。天気が崩れ始める前にちょこっと3時間程、下の写真でも雨が迫って来ているのが見えます。何せ現在は暗くなるのは10時くらい。

場所は、アラワタ・テラス。クイーンズタウンからグレノーキーに向かって車で10分位行った所、右手に駐車場があり、そこから歩いて5分くらいで岩場に到着。

クイーンズタウンの住んでて良い所は、こうやって一日仕事を終えた後でもエネルギーとやる気さえあればこうやってアウトドアスポーツが気軽に楽しめるという事。





ニュージーランド及びオーストラリアは、日本とクライミングのスケール=難しさの計り方が違います。以下が比較を示した表。ここで我々は、下の表(オーストラリア)で言う16、17程度のレベルで遊んできました。


どうですか、クイーンズタウン、色々遊べるでしょ?

それではまた次回。

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アウトドアギア紹介 その3 ビヴィー(ビビー)・バッグ Bivy Bag

ここニュージーランドではビヴィー(ビビー)・バッグ、アメリカでは多分ビヴィー・サックもしくはビヴィー・テントと呼ばれてます。Bivy (ビヴィー)とは、Bivouac ビバークの事、略称、短縮語ですね。

日本でシュラフカバーというのは見た事がありますが、これは単純に寝袋を外から濡れない様にするカバーで、一方ビヴィーバッグは顔の辺りもすっぽりと覆える様になっています。

ビヴィーバッグに馴染みの無い方、こちらがその製品の一例。私の使ったのはどうやら日本では売ってないみたい。





で、今回友人から借りたのは、アウトドアリサーチ社の、ハイランド・ビヴィー。



こちらがこの製品の詳細へのリンク(英語)

第一の特徴としては、非常に軽量。674グラム。大きさとしてはシュラフカバーと同じような大きさ。(当たり前か)。私が長年使っている二人用テント、マーモットのクレセントは多分2、5キロ位ですので、どれだけ軽いかがお分かり頂けると思います。

そして今回年末前の、雨の続く日が多い中、天気の合間を縫っていざ出陣。前述のグレイシャー・バーンに行ってきました。

グレイシャー・バーンに関する投稿

使ってみての感想としては、

1、思ったより中の空間が広かった。こんな感じ。

こんだけの空間があれば通気性が保たれ、寝袋が結露や汗等から濡れるのを少し妨げてくれるのでは。寝袋の中で寝返りをうっても本体に触れるという事はあまり気がつかない程度に広かった。

2、やはり小さいので、寝転がれるのに充分な場所さえあれば充分なので、設営場所を選ぶ際に楽。特に何日かかけて岩山登ってる際ですとか、自転車で何日も旅してる場合等最大に効果を発揮すると思います。

ただし幾つかの課題、疑問点としては、

1、ご覧の様に自分が中に入るくらいのスペースしかありませんので、雨の場合自分のギア、バックパック等を中に入れる事が出来ず、テントの様に濡れるのを防ぐ事が出来ないと言うのが真っ先に思い浮かぶ事です。特にニュージーランドのこの辺りは雨が多い事で知られています。ですので、この辺の気候の特性を考慮に入れると、晴れが続くのが分かってる場合のみ使用が勧められます。

2、サンドフライ等から逃れる場合、中に入ってねっころがるしかオプションが無い。これは虫等から逃れていたい場合、やはりずっと寝転んでるというのは体がきついという事。

という訳で、今回初めてビヴィーバッグを使ってみて、感想等を記してみました。誰かのお役に立てば幸いです。

それではまた次回。

グレイシャー・バーン Glacier Burn グレノーキー Glenorchy

今回隣人のデイヴとクイーンズタウンから車で一時間ちょっとのグレイシャーバーンに泊まりがけで行ってきました。

こちらが場所を示したトポマップ。



こんな感じの所。


これでだいたい標高900メートルくらい








スタート地点は海抜315メートル位で、森林限界上のテント張った地点が1000メートルちょっと、最後の写真のブライアント氷河で一番上に行ったのがだいたい1800メートルくらい。氷河と言ってもシャリシャリの春の柔らかい雪で、一般に氷河と聞いて連想する厚い氷というのからはほど遠いものでした。やはり地球温暖化の波はこういう所にも見て取れるという事でしょうか。

出典は忘れましたが、ニュージーランドには大小合わせ数千の氷河がありますが、どれも後退、融けて小さくなっているとの事。

クイーンズタウン周辺にはこのように、ルートバーントラックに代表される有名な山歩きのコース以外にもたくさんの素敵な場所があります。

こういう人気の無い場所に行く際の、こちらの常識としましては、

1、必ず家族、友人等誰かになるべく詳しく自分の行程、プランを伝える。その際パニックデート、予備日を設ける。つまり2日の行程なら、3日目がパニックデート。これはもし何かが起きて予定通りに行かずもう一日多く過ごさねばならない時を想定して、一日帰ってくるのが遅くなりますが、まあとりあえずはパニックを起こさず様子を見てという事。

2、ロケーター・ビーコンの携行。



ロケイター・ビーコンとは、非常時にそれをオンにすると衛星経由でシグナルが発信され、内蔵GPSにより場所が伝えられ、その情報が先ず警察によってピックアップされ、そして時と場合と場所によりますが、サーチアンドレスキュー、Search And Rescue、略してSAR、によるヘリコプター等による救助へと繋がります。

これは、自分で購入して保持するか、またはこちらの環境省(DOC)の各地にあるオフィスで借りる事が出来ます。

自分で購入する際は、値段はだいたい$400から$700位、借りる時は3日で$30位だったと思います。

何はともあれ、安全を第一に山等でお楽しみ下さい。

それではまた次回。

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2013年12月26日

動画集 ルートバーントラック その3 ビデオ4作紹介

今回はちょっと閑話休題。YouTube上で見かけたルートバーントラックのビデオを幾つかお見せして、皆さんの旅心を刺激したいと思います。

1、先ずはこちらはニュージーランドの環境省作成の紹介ビデオの一つ目。(英語)



2、こちらもニュージーランド環境省作成のビデオ。登場人物二人の男性による3日間の旅をまとめたビデオ。(英語)



3、筆者が作った写真のスライドショー形式のビデオ。音楽のみ。画像あまり良くなし。



4、これも私の作ったビデオで、ルートバーントラック最高地点のハリスサドル(峠)からさらに2時間程本道を外れて行った所にある氷河湖近くで撮影。



どうでしょうか、少しは訪れてみたいという気になりましたでしょうか?

ニュージーランドはこれからまだ夏本番。ぜひおこしあれ、山好き、アウトドア好きなら決して損はしません!

それではまた次回。

楽しんで頂けたでしょうか?ぜひクリックを。
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ルートバーントラック その2 基本情報3つ

以前簡単にルートバーントラックを歩く事に関する記事を書きました。

こちらが前回のルートバーントラックに関する投稿へのリンク

前回は、主に個人で歩く場合と、ガイド付きのツアーの参加して歩く際の違いについて主に書いています。

今回は、ルートバーントラックそのものに関して書きたいと思います。

先ずは幾つか重要なリンクから。

ルートバーントラックの説明へのリンク(英語)

こちらは環境省(DOC)のウェブサイトへのリンク(英語)

次は、ウェブサイトの見出しのちょっとした翻訳から。

”言葉にならない程の美しさ”
ルートバーントラックで一生に一回の山歩きを経験してみて下さいー全長32キロ、2泊から4泊の、南極ブナの原生林に覆われた谷、透き通った緑色の川、目映いばかりの高山帯の湖、峠からの息をのむような眺め等が楽しめます。

基本情報。

1、全長約32キロ

ルートバーントラックは2つの国立公園内を抜けて行きます。フィヨルドランド国立公園マウント・アスパイアリング国立公園

フィヨルドランドの方の登山口は、 The Divide ディヴァイド。これは分水嶺という意味。南島を南北に走る南アルプスにある4つの、東西を結ぶ峠の一つで、4つのうちでは最も標高が低く、また、ミルフォードサウンドへ行く途中にあります。

もう一方のマウントアスパイアリング側の登山口は、クイーンズタウンから車で1時間ちょっとの所に位置しています。こちらをクイーンズタウン側としましょう。

32キロの内、だいたい半分を南極ブナの原生林内、もう半分を森林限界の上の高山帯を歩いて行きます。

また、キーサミットとコニカルヒルと言う、途中に本道から外れて行ける、眺めの良い地点に立ち寄る2つの場所があります。

2、標高差約800メートル

ディヴァイドは約標高530メートル、もう一方の登山口は標高約480メートル。ルートバーントラック上の最高地点は、ハリスサドルの1277メートル。ハリスサドルから行けるコニカルヒルは最高地点1515メートルです。

3、大抵2泊3日で歩く

この32キロの途上、4つの山小屋があります。ルートバーンフラッツ、ルートバーフォールズ、マッケンジーそしてハウデンの小屋。大抵の人は、マッケンジーとルートバーフォールズに泊まる様です。

また、ディヴァイド、クイーンズタウン側双方からスタートする事が可能です。私の印象では、クイーンズタウン側から歩き始める人の方が多いようです。これはある意味ごもっともで、上記の通りクイーンズタウン側の登山口へは、クイーンズタウンの町から車で1時間ちょっとです。一方ディヴァイドまでは、最低でも3時間はかかります。(これは自分で車を運転して行った場合で、バスなどのサービスを利用した場合はもっと時間がかかります。)

今回はこんな感じで幾つか基本的な情報を記してみました。ぜひ一人でも多くの方にこの場所を訪れて欲しいものです。

それではまた次回。

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2013年12月24日

Facebook上のコミュニティ、その1、Queenstown buy, sell or swap

最近Facebook上で、このコミュニティのアップデートを頻繁にみかける様になりました。

以下がFacebookのそのコミュニティへのリンク。
Queenstown buy sell or swap

先ずはメンバー申請して認められる必要があるんでしょうけど、今日現在474人のメンバーがいるようで、なかなか活発な場所の様です。

やはり、何かと正規の値段を払って新品を買うより、中古でいいからとにかく安い物が欲しい事はよくある事です。特にここクイーンズタウンにいるとあまり中古品を手に入れられる場所は限られてきます。

例えばサルベーションアーミー、これは過去に投稿した記事がありますが、(こちらがその記事へのリンク)などの実際に物品が展示してある所。

そして次に、無料情報誌などの出版物。クイーンズタウンで代表する物に、
などがあります。

時は流れ、このデジタル時代に申し合わせた様に生まれたのがこのFacebookのコミュニティ。

いずれ何かお探し物がある時にこのページをちょっとチェックされてみては以下がでしょうか。ひょっとしたら掘り出し物が見つかるかも。

それではまた。

LWB, Lakes Weekly Bulletin, レイクス・ウィークリー・ブレティン

今回はクイーンズタウンで一、二を争う無料週刊情報誌のご紹介。





その名はレイクス・ウィークリー・ブレティン。だいたいこちらではレイクス・ウィークリーの名で通っています。

毎週火曜日に出てきます。クイーンズタウンの町中いろんな場所で見つける事が出来ます。かつてはもう一方の、週刊無料新聞マウンテン・シーンの方が人気がありましたが、何年も前から、フラット、仕事、売ります買います等の情報を手に入れたい時はこっちのレイクスウィークリーを見るのが主流となっております。

こちらは過去のマウンテンシーンに関する投稿へのリンク

この雑誌の特徴としましては、

1、全ての情報がごっちゃになって掲載されており、アルファベット順とか、項目別になっておらず、(多分意図的に)、最初から最後まで目を通さずにいられない事。

2、町中の求人情報が多く掲載されており、出版物としてのクイーンズタウンでの求人情報としては最も大きい物である。

3、毎週写真コンテストみたいなのがある。これは、主に世界中のどこかで、自分がこの雑誌を掲げて記念写真を撮って、それを編集部に送り、選ばれ掲載されると、確かどこかのバーで$50の無料クーポンがもらえる。クイーンズタウンに住む特に若い人たちには何気に気になるコーナーで、私の周りにもこれに採用された写真を送った人が何人もいます。

4、The Whinge Page。ウィンジとはぶつぶつ文句を言うという事。これは毎週読者から送られてくる、主にクイーンズタウンにおける毎日に生活で生じる不平不満を幾つか掲載するコーナー。それこそトピックは多岐にわたり、このコーナーを毎週楽しみにしてる人も多い。私の周りでもたまに『今週のあのページ読んだ?とんでもない事書いてあるよ』と話題になる事多いです。また、この文句に対する賛成や反論なども掲載されるので、クイーンズタウンの世間一般論、常識の境界線を知る事が出来るという意味でも貴重です。それはなぜかと言うと、クイーンズタウンはニュージーランドの中でも特殊な町で、世界的にな観光地である為にむしろニュージーランド人より海外からの短、中、長期滞在者の方が多く、ニュージーランドに常識が通用しない部分があるため、何が常識で何が非常識なのが曖昧になってしまうという傾向があるからです。

もしクイーンズタウンにお越しの際は、この雑誌を一部手に入れ、何かアイデアひねって写真を撮ってそれを編集部に送って、もしうまく行けば、一週間有名人になれるかも?確かアンディー・ウオーホルの言葉だったと思いますが、『誰しも人生の中で15分の名声が手に入る』って言葉もありますし。

それでは今回はレイクスウィークリーのご紹介でした。

クイーンズタウンでお部屋や求人情報お探しの方見つけてみてください。

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ヒラリートレイル その2 ワイタケレ 西オークランド

さてヒラリートレイルの本題。

ヒラリートレイルとは、ワイタケレにある、全てを合わせると200kmを超える、その森の中にある幾つものトレイルの幾つかをリンクして、一本のトレイルとして、ニュージーランドの故英雄エドモンド・ヒラリー卿に因んで名付けられたもの。


言わずと知れたヒラリーさん。人類で初めて1954年にシェルパのテンジン・ノルゲイさんと共に世界最高峰のエベレストに登頂した、世界を代表するニュージーランド人。

こちらに過去のヒラリーさんに関する投稿へのリンク。

全長70kmで、途中幾つかのキャンプ場がある。

今回私はピハに滞在し、レンタカーを足とし、このトレイルの一部を歩きました。

実際ヒラリートレイルの全ては歩かず、幾つかの部分をつまんで歩きました。その理由は以下の二つ。

先ず、全長70キロの一本道を通して歩くのはアクセスの面で不便で、この辺りは森の中で行き来する人や車の数も限られているので、一方に車留めて70キロ歩いてもう片一方の終点についてからレンタカーを回収するのは手間がかかりすぎるという理由。

そして第二に、調べてみると、ヒラリートレイルは、この辺りにある数あるトレイルの中から幾つかを結び繋げた物で、ほかにある所は幾つもあるという事を知り、別にヒラリートレイルである必要は無いと判断した理由。

地図をご覧になると分かる様に、海沿いに連なる丘、小さな山が連なる場所で、それほど標高差は無く、カウリの木に代表される樹木とシダの森の中を歩き抜けて行きます。言い換えれば、高い所から樹々に邪魔されず周りを見回せるようなポイントはあまりありませんでした。逆に、クイーンズタウン辺りではあまり経験出来ない、誰もいない海岸のビーチを6キロくらいずっと走れたのは貴重な経験でした。

それほどサンドフライ、(ニュージーランドの山に行くと常に悩まされる黒くとても小さい人間の肌を刺し、刺されるととても痒くなる。細かい事言えば本当は刺すというより噛んできます。)もそれほど気になりませんでしたというより目にしなかった。

気温は、3月後半でしたが、まだとても暖かく、日中は20度中盤くらい。こちら南島のクイーンズタウンに比べたら、少し湿度が高かった。

トレイル自体もよく整備されていて、ぬかるんだ所にはきちんと木道がかかっていました。とは言っても、この辺りは元々茶色い粘土質の土なのでどちらかというと元からぬかるんでいると言って差し支えないでしょう。

オークランド滞在中に、ハイキングが好きで、一日時間があり、レンタカーもあって、ニュージーランドで一番大きい木が見たいという方にはお勧めの場所であります。

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2013年12月22日

動画 クイーンズタウンを空から撮影した、今FacebookとYouTubeで話題!

何はともあれこれをご覧下さい。冬のクイーンズタウン上空の景色、多分クイーンズタウンの空港に向かって北から飛んで来てる映像です。

こんな素晴らしい所に住んでます。



今回は一人自己満足自慢大会な投稿になってしまいました。

それではまた。

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ヒラリートレイル その1 ワイタケレ 西オークランド そしてタネ・マフタ

先ず始めに。なんだかんだこの投稿記事長くなったんで2部に分けます。

これはもう一夏前の話になるんですが、3月後半にニールヤングのコンサートをオークランドのヴェクターアリーナに見に行くついでに、少し多めに休みを取り、ついでにピハに数日滞在し、バッチというこっちで言う別荘を借りて、この近辺の森を探索してきました。

Bach(バッチと発音)とは、ニュージーランド英語で、週末用もしくはホリデー時に使う、非常に簡素な出来の別荘もしくは第2の家で、多くの場合ビーチ近くにあります。普段はそんなに利用しませんので、電気が通ってるだけで、水は雨水をタンクに貯めた物を使い、トイレはボットン便所な場合も多い。

一応英語の辞書へのリンク。

もう一つ付け加えると、ややこしい事にこのバッチは北島で使われる言葉で、南島ではcrib (クリブ)と呼ばれる。ニュージーランドは小さい国ですが、このように北と南ではたまに使う単語が違います。

ピハはオークランド近郊では一番有名なビーチで(多分)、車で市街からは1時間位、ワイタケレレンジにあります。


View Larger Map

以下がもう少し詳しいオークランド市提供の地図へのリンク。

Auckland City Council Map

ニュージーランド中のホリデーハウスを見つけるには以下のウェブサイトを利用しました。

holidayhouses.co.nz
bookabach.co.nz

この辺りはなだらかな丘、低い山が連なり、カウリと呼ばれるニュージーランドで一番大きい木々が自生する原生林がまだ多く残っている所です。このカウリの木々も西洋人が19世紀初頭に入植して来てから長い間材木として伐採され、かつては北島の北端からコロマンデル半島まで自生していたのですが今では所々に残るのみ。現在ではこのカウリの木を伐採する事は禁じられています。

しかもここ数年、何らかのウイルスがこれらカウリの木々を病で侵しているのが調査の結果判明しました。おそらくはここを訪れるハイカーの靴に何らか外来の、今まで国内では存在しなかった病原菌が持ち込まれ、現在はここワイタケレでも森の中でのある場所は立ち入り禁止、そして登山口に用意されている特別な薬剤のスプレーをハイカーが自分で靴底にまいてこの木の病気広がりを抑えようとしています。

ちなみにニュージーランドで一番大きい木はこのカウリの木で、タネ・マフタ(マオリ語で森の王様という意味)という名前がついていて、この木は北島最北端のノースランド地方にあり、見に行く事が出来ます。

ちなみにタネ・マフタを見るには、この地図の、ワイポウア・フォレストに行きます。





これがタネ・マフタ


木下に立つ二人と比べると大きさが分かるでしょう

前述の通り前置きが長くなってしまいました。今回はここまでで次回ヒラリートレイルについて書きたいと思います。

こちらがその2へのリンク。

2013年12月21日

お気に入りの音楽アルバム その1 ニールヤング ハーベスト

今回は私の好きな音楽、アーティストをご紹介したいと思います。

Neil Young Harvest
ニールヤング ハーベスト



  

1972年発表の彼のソロとしての2枚目のアルバム。このアルバムに出会ったのは中学生の時、まだレンタルレコードの時代!です。このアルバムは目にした瞬間に借りると決めました。特に2つめのイメージ、金のドアノブに歪んで映る彼の姿。そして何とも真っ赤な土の色。今まで見た事も無かった、なんと言うかアメリカの広大な土地を連想させるこの土の色と、彼の汚れた服装がアメリカ南部を思わせるこの写真に本能的に惹かれました。

そしていきなり耳に飛び込んできた1曲目の Out On The Weekend のハーモニカにやられてしまいました。多分その頃は佐野元春を兄貴の影響で聞き始め、彼が影響を受けたミュージシャンの一人としてこのニールヤングの名前を挙げていたのをどこかで読んでいたのでしょう。

その頃は中学に入って英語を学び始めたばかりで、辞書を片手に一生懸命それぞれの曲の意味を理解しようと夜な夜な努力したのを覚えています。そしてやがて段々とこのアルバムに納められている彼の曲は、孤独や寂しさ、社会に対するぶつけようの無い怒り、麻薬中毒者の苦悩等を歌っているのだと理解する様になりました。

もう既にリリースされてから40年以上の月日が流れていますが、未だに色あせる事無く当たり前の様に毎日の様に聞いているアルバムの一つです。

お勧めの曲は、
Out On The Weekend
Old Man
The Needle and The Damage Done

お気に入りの歌詞の一部分。(私による日本語訳)

Out On The Weekend

荷物まとめて、ピックアップトラック買って、LAまで行こうと思う。自分の場所って呼べる所見つけてやり直して、新たな一日をはじめようと思う。僕の思ってる彼女は充分に愛してくれた。でもなんだか今日気分は沈んでる。彼女は素晴らしく、僕の心の中にいる。彼女が呼んでるのが聞こえる。週末ひとりぼっちの彼を見てみな、なんとかうまくやろうとしている。楽しさとは無縁で、何か話そうとするけど、何も言い出せない。

何なんでしょう、寂しい限りです。でも、特に人間年を重ねれば重ねる程、全てを捨ててはじめからやり直したいなんて考える事もあるのでは。それを成し遂げたはいいけどでも何だか過去に縛られ寂しく心が沈んでしまう。それをアメリカの広大な空間、個人と個人の繋がりをまるで拒絶するかのような圧倒的なまでの広大さ、に重ね合わせて想像するといっそう孤独感が増すような気がします。

星5つ (5個中)つまり満点!

ではまた次回。

ニュージーランド映画 アタ・フェヌア Ata Whenua Shadowland

今回は映画、アタフェヌアのご紹介。アタフェヌアとはこちらの先住民族のマオリ族の言葉で、Shadowland 『陰の土地』という意味。これはおそらく、ニュージーランド南西部のフィヨルドランドは、氷河によって削られた谷を持つ2000メートルを超えた山々がそびえ立ち、その山や谷によって作られる数多くの陰をイメージして付けられた名前なのでは無いでしょうか。

以下がYouTubeからのちょっとした紹介のビデオ。




この映画は、テアナウにあるフィヨルドランドシネマのオーナーが、元々はヘリコプターのパイロットで、このフィヨルドランドの上空を何度も飛び回っているうちに、どうにかこのすばらしい景色を映画に出来ない物かと思い立ち、周りにそれをやろうとする人がいないので素人にもかかわらず自らこの映画を作り上げ、さらにはそれを上映してくれる前向きな映画館が無かったので、自分で借金してその自分で作った映画を上映する為に自ら映画館まで作ってしまったという、そういう背景があります。

こちらがその映画館の場所を示した地図。


大きな地図で見る

そして下がこの映画館のウェブサイトへのリンク。

http://www.fiordlandcinema.co.nz/ata-whenua-shadowland

30分ちょっとのヘリコプターからの映像と音楽だけの映画で、登場人物等はいません。ただただ、このフィヨルドランドのすばらしい風景だけを集めた映画で、私などは観る度にうっとりとしてどこか遠い目で現実から離れてしまいます。

フィヨルドランドはニュージーランドで最も大きい国立公園で、12,500平方キロの大きさで、ここに世界的に有名なミルフォードサウンドのフィヨルドや、ミルフォードトラック、ルートバーントラック、ケプラートラックなどがあります。

また、氷河によって作られた美しい山や谷、そしてフライフィッシングでの鱒釣りや、シカ狩りのハンティング塔も楽しめる非常に広大な土地です。この国立公園内には舗装された道路は一本しかありません。

なにはともあれ、ミルフォードサウンドを訪れてその自然に圧倒された方や、ミルフォード・ルートバーン等を楽しく歩かれた方にはぜひ観て欲しいニュージーランドでしか手に入らない一作です。

ちなみにこの映画館ではウェブサイトにてDVDの通信販売もしてるみたいです。一枚$35で日本への送料が$15、合わせて$50で日本にいても手に入れる事が出来ます。

いかがウェブサイトへのリンク。

http://www.fiordlandcinema.co.nz/shop/ata-whenua-shadowland-dvd

また、テアナウ、クイーンズタウン辺りでは、結構色々な所でぽっと売ってたりもしますんで、これらの町で目にしたら忘れないうちに手に入れておけば良いでしょう。

それでは今回はこれで。

アウトドアギア紹介 その2 Salomon CrossMax1 サロモン クロスマックス1

最近は山歩きに行く際もっぱらトレイルランニングの靴を履いています。トレッキング及びマウンテニアリングのブーツは、よほどの泥沼にはまるようなハードなコースか、雪もしくは氷の上をクランポンとアイスアックス使う必要の無い限り履きません。

以前からサロモンの靴を幾つも履いてきましたが、最近履いているのが以下の二つ。

サロモンクロスマックス。私のは初期のバージョンで最近はクロスマックス2になってます。私は二足を使い分けてます。


一足めはこちら。2年前くらいに購入。幾つものハードな旅の後でこんな感じに履きつぶされてきています。特に足の甲の生地が破けてきてます。


2足目はこちら。こちらはまだ2回しかハードな経験をしてませんので、まだ新品ぽい感じが保たれています。










個人の好み及び主義で違ってきますが、私の思う靴の利点は以下の通り。

1、軽量。やはり靴の方が軽いので一歩一歩が軽やかに出る。
2、履きごごち。軽いというのが大きいですが、やはりブーツより履きごごちが良い。
3、足のつま先の爪の怪我の予防。これはとくに固い底のマウンテニアリングブーツでなんですが、雪の上でキックステップを一日してたら足指の爪の幾つか紫になって死んでしまった。しかも足の爪って新しいのに生まれ変わるまで凄い時間かかるんですよね。

その一方で、一般のブーツと呼ばれる足首までの高さの靴のプラスな面としては、

1、足首のねんざ等の怪我。靴ですと、山歩きに慣れてなくてしかも重い荷物を一日背負って、特に疲れてきてからの下り坂で足首をねんざする可能性が非常に高い。
2、あっという間に濡れる。特にここニュージーランドでは、川を徒渉する事が非常に多く、川、湖の水温は非常に低い。一般に7度から11度くらいと言われている。ですのでやはりブーツの方が濡れるのが少しは遅くなりますし、足先を暖かく保ってくれる。
3、耐久性。やはり靴で重い荷物を背負って歩くと、どうしても靴に多大な負担がかかり、靴がダメになるのも速い。

ですので、ご自分の山歩きの経験のレベル、フィットネスレベル、どんな時にどこを歩くのか、そのコースはどんな感じなのか(岩が多い、泥が多い、草地等)、などを考慮の上お試しになられるのも良いかと。新しい世界が待ってますよ。

今回は私の使うギアのご紹介でした。

それでは次回。

2013年12月18日

もう少しでクリスマス。ひっそりと身を隠すように目立たぬ様に...

もう後1週間でクリスマス。クイーンズタウンの町も控えめながらもあちこちにクリスマスツリー等の飾りが町中にも目に入る様になってきました。もちろんこちらは南半球ですので真夏のメリークリスマスとなります。以下が控えめにクリスマスの飾りが付けられたクイーンズタウンの町中の写真です。
















テレビを付ければもうそこにはクリスマスの世界が広がっていますし、町のお店もクリスマスセールで搔き入れ時。ちなみに26日はボクシングデーといいお店というお店が大バーゲンを繰り広げますので、何かをもの凄い割引で買いたい時はこの日を狙うと良いでしょう。100%定かではありませんが、確かこの日がキウィが一年で一番お金を使う日だったような、とにかくそのくらい凄いんです。

個人的には、日本で生まれ育った一人、それもあまり季節行事をしない家庭に育った私みたいな人間には、この季節は一年で一番、この国にニュージーランド人に囲まれて住んでる身に辛い時です。

それはなぜかというと、こっちの人間はクリスマスはそれこそ一年で一、二を争う国民的行事であり、この時期には皆普段は離ればなれに住んでる家族が一同に会し、楽しく一家団欒の楽しく時ををすごすものであり、私みたいな他所の文化、国からやって来てしかも独身の人間を放っておけないんですね。それこそ『クリスマスを一人で過ごすなんてダメ、だったらうちに来て一緒に過ごせ』という招待を毎年幾つも頂きます。非常にありがたい事なのです。

が、しかし、私にとってはただの普通の一日、一年の他の364日と何ら代わらぬ日であるだけなんで、そこまでされるのが非常に大げさで、むしろ有り難迷惑で疲れてしまう。むしろそっとしていて欲しいだけなんですが...こっちに住む日本人の友人でこの前話をしたら同じような境遇で同じような気持ちでいるのを知ってお互い大笑いしてしまいました。

それでもこの4、5年で自分も成長しました。最初の頃は真っ向から断り、自分の意見を主張してました。が、そんなの通じる訳も無く、理解もされず、ただただ変な奴と思われて終わったのが第一フェーズとすれば、その次は招待を受け入れる様になり、友達の家族のパーティーに呼ばれて一日を一緒に過ごさせてもらったのが第二フェーズ。そして現在ここ数年は何となく予定をぼやかし曖昧にしておいて、町から逃げる!とっとと山歩きに行ってしまう!という技を身につけこれが第三フェーズ。未だ進化の途上にあります。

何はともあれ、この時期はキウィの一面、それは非常に懐が深く、人に優しく、大きな愛で他人を受け入れてしまうというもの、我よく見受けられる時期であります。それと同時に移民の一人として、日本から来ている非キリスト教徒として、この発展途上の他民族、多文化国家が本物の物となるまでもうしばらくかかるのだろうなと思ってもしまいます。私の考えるとこ、真の成長発展した異民族国家であったらこんな経験もないはずで、お互い個人の信じる物、文化背景が違って当たり前で、別にクリスマス祝いたく無きゃそれはそれでいいじゃんってな風にさらっと受け流してもらえる様になってしかるべきでは。

まあ何はともあれメリークリスマス、皆さんも良い時をお過ごし下さい。

それでは次回。

2013年12月17日

映画 シュガーマン Searching For Sugar Man

今回は最近観た映画のご紹介。その名は、Searching For Sugar Man サーチング・フォー。シュガーマン。調べては無いですがきっと日本でも上映したはず。自分はi-tunesで買いました。これはちょっと知り合った方から教えてもらった映画。

日本語タイトルは『シュガーマン 奇跡に愛された男』。

内容についてはどこまで触れてよいのか分かりませんが、まああまり言及するのは控えておきましょう。詳しくは観てのお楽しみという事で。

これは事実に基づいたドキュメンタリー映画。70年代初頭に2枚のアルバムをリリースした、アメリカの北部のデトロイトのロドリゲスと言うシンガーの物語。

デビュー当初は、一部ではボブ・ディランに並ぶとまで言われた男。

事実は小説より奇なりという言葉がありますが、まさにそれを地で行く、とんでもないストーリー。本当にこんな事が起こるんだ、人生って分かんないなと思わせると同時に、ロドリゲスのもう世俗の基準を超えた存在が、なぜか逆に悲しみも感じさせました。本来自分はあまり映画などで感情を揺さぶれる事は無いのですが、今回は危なかった。

また彼の奏でる音楽も、アコースティックギターが中心の、ニールヤング、ボブディラン、ブルーススプリングスティーン等を連想させるというか同系列に並べられるようなもの。歌一つ一つは、町中に佇むそこら辺の人々の悲哀を歌った物が多く、正直悲しい歌の数の方が多いと思います。

こちらがネットで拾った批評の一つへのリンク







まあ、何か機会があった時にでもご覧くだい。

それでは今回はニュージーランドとは全く関係ありませんでしたが、また次回。

キウイ女性、年を取ると短髪になる謎

毎回ニュージーランドで目にする不思議、謎に鋭く迫り、究明しようと努力を続けることで好評を博している「何故なんだ?ニュージーランド」、今回は「おばちゃんの短髪の謎」に光をあててみたいと思います。

世界各国、どの文化でも「髪は女の命」であることに変わりはないと思います。この世に数あまたあるヘアケア製品もサラサラな髪をなびかせる女性を使った宣伝を流してます。

しかし、ふとここニュージーランドで周りに目を配って見ると、中年女性は非常に短い髪をしています。別にそれはここニュージーランドに限った話ではなく例えば日本でも大体の中年女性はそうだろうと言う声がすぐに聞こえてきそうです。それはそうなんですが、私が言いたいのは、本当にここでは中高年のおばちゃん皆短髪なんです。それも本当に短い。

ここでもっと突き詰めて細かく話をすると、私が話しているのは俗に言う「パケハ」=ヨーロッパ系の女性の話で、マオリ、太平洋諸国の女性は除外しています。一つには私の住むクイーンズタウン及びオタゴ地方にはあまりマオリ族の方々の数は多くなく、日常であまり接する事の無いグループである事。よって研究対象としての絶対数が少なすぎると言う理由があります。またテレビで見る限り太平洋諸島系、及びマオリの年配の女性は長髪の人を多く見受けます。

残念な事に、実例として写真を撮るということも考えたのですが、短髪のおばさんばっか追いかけて写真撮り続けていたらおばさん好みの変態に間違われる可能性は否定できず、いくら科学的調査の為と言えどもそれはどうしても個人的に超えられない壁でした。

一般に若い内は長い髪をしていて、それが年をとるにつれて結婚し、子供が出来母親になるにつれ、髪の毛も短くなると言うパターンを多く見るような気がします。(何故そうなんだか、また何故そうでなくてはいけないのかは私には判りません)。

何か私の知らない世界、理由、原因をご存知の方がいらしたらご一報を。

それではまた。

2013年12月16日

トレイルランニング ケープルズ・グリーンストーントラック

先日、クイーンズタウンから車で1時間半程の所にある、ケープルズ・グリーンストーントラックを1日でぐるっと半分走って、もう半分は早歩きで回ってきました。

過去のグリーンストーン谷に関する記事

こちら環境省のウェブサイトに詳しくこの二つのトラックの詳細が載っています。英語です。

こちらが地図
二つ合わせて約60キロの道のりを、結果、11時間15分で廻ってきました。二つのトラックを合わせて一周出来るループになっています。早朝5時にスタートし、車のある駐車場に戻って来たのが午後4時15分。長い一日でした。


ケープルズ、グリーンストーン、両方のトラックともこちらの環境省(こちらではドックと呼ばれる。DOC, Department Of Conservation の頭文字から来てる)運営の小屋が二つずつありトランパー=Tramper(ニュージーランド英語でハイカーの事)が泊まれるようになっています。ただしケープルズにあるミッドケープルズハット=Mid Caples Hutは現在改装中で泊まる事が出来ません。今月中には作業も終わる様ですので確認してください。

またこの二つのトラックは両方とも谷底を川に沿ってトラックが走っていて、ケープルズ川、グリーンストーン川ともにフライフィッシングの鱒釣りで有名ですし、また、シカ狩りのハンターの人たちにも人気がある場所です。

もしルートバーン、ミルフォード、ケプラートラックが満杯で予約が取れない場合はこちらを代わりに訪れてみてはいかがでしょうか。
それでは。