2008年7月27日

リマーカブルズスキー場 ザ・スタッシュ オープニングデー











































































































昨日は一昨日のカードローナからの疲れた足を引き摺ってリマーカブルズのこの冬の目玉、ザ・スタッシュのオープニングを見に行って来ました。

ザ・スタッシュとは、スノーボードギアの一大ブランドであるバートンとリマーカブルズが提携して作ったパークエリアの事で、ここには様々なレールやボックス、キッカーなどがあり、地形を利用して作った大きなジャンプもあります。

世界でまだ3つ目、南半球では初めての事で、クイーンズタウン、ワナカから多くのスノーボーダーがこれを一目見ようとリマーカブルズに集まり非常に大賑わいでした。

この様に、リマーカブルズの特徴はどちらかと言うと、若年層のスノーボーダー向けのアトラクションが充実していて、また、緩やかな地形を利用した、初心者向けのスロープもそれなりに広々としていて、スキースノーボードを習いたい方には適しています。

それプラス、一歩スキー場外に出ますと今度はバックカントリーエリアが広がり、私の様な外に出て行くのが好きな人も充分楽しめます。

また、昨日はオープニングパーティーと言うことで、ニュージーランドで人気のrohmbus ロンバスというバンドも来て演奏し、場を盛り上げていました。

さてまた今日から仕事、この先は何日か雪の予報が続いています。どれだけ積もるのか楽しみですね。今がシーズン真っ盛り、今を逃したら後はもう春スキーです。思う存分滑りましょう。

ではまた。

2008年7月26日

カードローナスキー場のご案内

昨日友人達とクイーンズタウンから1時間ちょっとのカードロナバレーにあるカードローナスキー場に遊びに行って来ました。

こちらがカードローナのウェブサイト。左下には日本語サイトへのリンクもあります。

遊びに夢中になりすぎたのと、カメラが気温が低いせいで常にバッテリー切れの状態になってしまったのであいにく写真は無しです。

カードローナは日本人の若いスノーボーダーの人々に人気で、毎年日本からここに滑りに来る人が後を絶ちません。中には近くの町のワナカに長期滞在し、毎日の様に滑っている人もいるとか。

雪の状態は、とても良かったです。コロネットピークと比べるとやはり標高が高い為か、雪の量、質、悔しいですが上です。

スキー場自体もとても広く広々とした空間の中で回りを気にせず滑る事が出来ます。

天気は曇り、山の上の方ではガスがかかっており、時折視界が悪くあまり雪の高低差を見つけるのに苦労するすることもありましたが日が経つにつれガスも消えました。気温はマイナス5-10度と言ったところでしょうか。きちんと着込めばそんなに寒くない程度でした。

このスキー場に付くと直ぐにホワイトスターと言う4人乗りリフトがあり、一度それに乗り上まで行くと、お隣の谷のキャプテンズに行く連絡通路?があり、行くことが出来ます。

キャプテンズにも4人乗りのリフトがあり、ここでは広々とした空間の中で遊ぶことが出来ます。このリフト昨日は何度か止まることがありましたが、どれもたいした待ち時間ではなく、ちょっとしたメカニカルなトラブルだったのでしょう。

この谷の下、リフト乗り場のちょっと上には小さなカフェがあり、そこでは手作りのピザ、一切れ$7.50、前回2年前に来たときは$6前後だったような気がしますが、この現在ニュージーランドのインフレの中、値上がりはしょうがないでしょう。

非常に美味しく、ちょっとした目玉になっていますので、訪れた際には一度お試しあれ。

内装も前回来た時とは違い改装されていて、席数も増え、以前はトイレ行くのに一度外にでなければなりませんでしたが今ではトイレも建物の中にあり、訪れた人により優しく、また広くなっています。

今回は、何気に宣伝見たくなってしまいましたが、カードローナは良いと言う事で、ぜひこちらに来た際には一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

2008年7月25日

コロネットピークスキー場でのナイトスキー

日本語ではナイター?日本じゃニセコのヒラフのナイトスキーが規模大きくて驚きでしたが、翻ってこちらのコロネットピークでは、メインのエクスプレスチェアーと二人乗りのミドウズチェアーのみが運行で、基本的にメインのトレイルのM1とビッグイージーだけがライトアップされたニセコに比べると小ぢんまりしたものです。

いつも冬の最盛期6月終わりから9月の中旬までの間、毎週金曜と土曜日がナイトスキーの日ですが昨日は木曜、じゃや何だって言うと、山で働いている人達だけに解放されたナイトスキーだったのです。

オープンしてすぐ天候の都合で10日ほど山が閉まって、すぐにクイーンズタウンが1年で一番忙しくなるウインターフェスティバルが1週間、そしてその直ぐ後に続いて2週間のこちらの学校のお休みの期間のスクールホリデーと忙しい日々が続き、ようやく今週から一息つける状態にはなってきました。

そこでお疲れの意味を込めて一晩スタッフにナイトスキーを解放しました。DJが音楽をがんがんかけ、外のデッキでまたまたバーベキューを振る舞い、ビール、ワインは2ドルで提供し、存分にスタッフに楽しんでもらいました。

そこで、誰かがリフトを動かしたり、バーベーキューでソーセージ焼いたり、またまたけが人が出た時の為にパトロールしたりと、そんな楽しい時間にも働かなきゃいけない人達がいます。そこで我々いわばボスの登場で、各部署の上に立つ人たちが交代で山を回し、スタッフには楽しんでもらおうと言うわけです。

自分は1時間リフトを動かし、そのあとはパトロールとして山を巡回し、怪我人がいたりしないかチェックしながら滑ってました。

なんて、ただホント、滑りまくってただけなんですけどね。一応無線を手渡されたんですが、殆ど誰もいないコースを(何故かって、それは皆安いビール飲んで酔っ払うのに忙しく、滑ってる人は極僅かだからです)思う存分超滑走してたら無線なんて聞こえるわけが無い!

何度か無線で呼ばれたらしいですが一度も気づきませんでした。幸い怪我人も無く無事に夜を終えることが出来ました。

告白しますと、本格的にナイトスキー滑ったのは今回が初めて!

今までは何で夜に滑りたいと思うんだなんて思ってましたが、間違ってました!

ナイトスキー最高!

2008年7月21日

リマーカブルズスキー場 スキーパトロールの訓練にお邪魔

昨日の日曜日、クイーンズタウンのリマーカブルズスキー場、通称「リマークス」に行って来ました。スクールホリデー(こっちの学校のお休み。通常7月最初の週末から2週間)最終日と言うこともあり、もう学校休みの子供連れの家族客の数も少なく、ひっそりとしていて、リフト乗るのにもそれほど待たずに済みました。























































































































































上の写真は、ここのスキーパトロールが週1回のトレーニングで、雪崩で埋もれた際に埋没者を救出する時に、埋没者の位置を特定して救出すると言うものをやっているのを撮影したものです。

これはどういうことかと説明しますと、スキー場エリア外(通常バックカントリーエリアと呼ばれます)にスキーヤーが出向く際には、もちろんエリア外ですので雪崩の危険を除去する作業、通常爆薬などを使って人工的に雪崩を起こし雪崩の危険を取り除く、がされてません。ですので雪崩の危険を考慮に入れて、万が一雪崩に巻き込まれた時に救出される為に「トランシーバー」、(日本語では雪崩ビーコン)を携行します。またシャベルと「プローブ」、(日本語ではゾンデ、日本語じゃないんだけどね...)も併せて携行します。

このトランシーバーは電波を発信、受信し、雪の中に埋もれた人が持つトランシーバーの電波を探り当て、埋没者の位置を特定し、掘り出すと言う仕組みになっています。

ですのでこの作業には熟練したスキルが必要で、スキーパトロールなるものこの作業に精通してなければならず、毎週一回スキーパトロールが、決められた範囲内にある雪の下に埋められたトランシーバーを見つける(一個とは限らず通常2個か3個埋まってる)訓練をしています。上の1枚目、2枚目の写真。雪上にポールが刺さっているのが解りますでしょうか?この様に四隅にこれが立っていてその範囲内にトランシーバーが埋まっていると言うことを示しています。これは全員参加で、全てのトランシーバーを見つけるまでに一番時間が短かった人の勝ちで、一番遅かった人は全員にチョコレートを買わなければならないという決まりがあります。

トランシーバーにも幾つかの種類があり、まだアナログのものが主流ですが最近ではデジタル製の物も値段が安くなってきていて、デジタル製の物を持ってる人もちらほら見かけるようになりました。これはここニュージーランドでのお話で、日本ではどうだかは定かではありません。一般にここニュージーランドは日本に比べると、アウトドア製品に限らず全てにおいて新技術、新製品が入ってくるのは遅いので、日本ではデジタル製のものがそれなりに普及しているのではないかと推測する次第です。

アナログ製のトランシーバーでは、自分のトランシーバーが電波を受信すると音とモニターのランプの明かりの強さ、(緑、黄色、赤の三段階になっている)で、埋没者の発信する位置を探って行きます。トランシーバーには距離のレンジがあり、最初は80メートルから35メートルにレバーを合わし、その範囲内で赤のランプが点灯し最も音が強く響くところでレバーを動かし次の距離のレンジ35メートルから15メートルにへと移って行き、最終的にはどんどん距離を縮めて行き2メートルから0メートルのレバーの範囲内で埋没者の位置を特定するという仕組みになっています。(解りますかね、この説明?)

上の写真で説明すると、3枚目から7枚目では、もう2メートルからの至近距離にいて、確実な場所を特定する作業に入っています。右手にトランシーバー、左手にプローブを持っています。雪面すれすれでトランシーバーを持っているのは、雪の中にどれだけ深く人が埋もれているのかは解りませんし、トランシーバーの発する電波は距離に深く影響されますので、もし誰かが深く埋もれてしまった際に高い位置でトランシーバーを操っていたら、なかなか場所を特定するのは難しくなりますので、至近距離まで来たらこの様に雪面すれすれで作業を続けるのが大事になります。

8枚目、9枚目ではもう位置を特定したので、今度はプローブで雪の中をつつき、手に伝わる感触で人の位置を特定しようとしています。今回はトレーニングですのでもちろん人は埋まっておらず、箱の中に入ったトランシーバーが雪の中に埋められていて、常に電源はオンになっていますので、電波を発しているのです。

で、自分もこの人達に混じってできる限りトレーニングを重ねています。ただしこれらプロの人達に比べると絶対的に経験が不足していますので、どうしても長い時間が掛かってしまいます。またこれは一般の人達にも解放されていますので、現在はリマーカブルズのシュガーチェアーを降りたすぐ目の前に設置されていますので、ご自由にお使い下さい。まあ、スキーパトロールに一声かけてから使い始めるのはいうまでもありませんが。

今回はちょっと複雑でしたでしょうか。バックカントリーに出かける際はそれなりに準備と訓練を怠らないようにしましょう。

それでは。

2008年7月15日

2008 冬 スキーシーズン真っ盛り 各スキー場の状況

さて冬も本番を迎えているニュージーランド、クイーンズタウン近辺のスキー場はどこも現在スクールホリデー(7月の最初の週末から2週間の学校のお休み)真っ最中で、子供連れの家族客をメインに大賑わいです。

コロネットピーク=クイーンズタウンから一番近いだけあり、多くに人で毎日ごった返しています。トレールは全てオープン、リフトも全て稼動しており、スキー場エリア内全ての場所にアクセスが可能です。

リマーカブルズ=1週間前に「シャドー」エリアがオープンし、ここからは様々なオフピステへのコースにアクセスが出来、バックカントリーや上級者向けの「シュート」などに行くことが出来ます。まだ雪は全ての岩を隠すほどは積もっていませんので、雪のすぐ下に隠れた岩などに気をつけてください。大切なスキー、ボード、傷付いてしまうこともあります。また、コロネットに比べると来場者数は少なく、リフト待ちの時間は確実に短いです。あと、ここに車で行く際は必ずチェーンを携行する様に。スキー場までの道、舗装されておらずこの前自分が土曜に上がった際は道路が非常にぬかるんでいて四駆(スバルレガシー)でもスリップして、チェーンを付けました。

カードローナ=まだ自分は行っていませんが、多くに友人からの話によると非常にコンディションは良いとの事。ただし非常に込んでいてリフト待ちの時間が長くなることは覚悟していった方がよさそうです。自分も来週には一度足を運んでみたいと思います。

それでは手短ですが、これからこちらに足を運んで滑りに来られる方の参考に少しでもなればと思います。

2008年7月1日

2008 コロネットピークスキー場 最新情報その2

先週水曜に再びオープンしてから、それなりに雪が降り続き、それに加え毎日の人工雪の助けもあり、コロネット中々良い状態になっております。

未だコース外にでるにはまだ少し雪が足りませんが、整備されたコース上はどこも素晴らしいです。今週もこれから雪の予報が日々続いています。どうなるか楽しみですね。

お隣のリマーカブルズもいよいよ昨日オープン。

これで、クイーンズタウン本格的に冬のシーズンに突入です。街では「ウィンターフェスティバル」の真っ最中。様々なイベントが日夜街のあちこちで行なわれています。

冬の間で街が一番賑わう時です。どこに行っても人の数の多いのを覚悟してください。それはリフト待ちの行列も同じです。

それではまたリポートします。