2010年3月15日

Milford Track ミルフォード トラック その2

日に日に秋の雰囲気が増して来ています。なにやら、1週間で15分、日が短くなっているのだとか。やがて夏時間も終わりになり、(確か3月の最終末週だったような気がします。毎年の事なのにいつもはっきり覚えてないのはどういう事なのでしょうか)、そしたら本格的な秋、そして暗くて寒い冬の到来です。今のうちに冬の薪を調達しておくのが良いですね。

さて、ミルフォードトラック。ここにニュージーランドの政府の省の一つである、Department of Conservation, 通称DOC (ドック)日本で言う環境省に近い、のサイトへのリンク張っておきました。
こちらがそちらへのリンク(もちろん英語のみ、あしからず)

ミルフォードトラックを歩くには二通りの歩き方があります。個人で歩くのとガイド付きツアーに参加して歩くというものです。

個人で歩く場合、3泊4日で歩きます。その際食料、寝袋、鍋、コップ等全てをバックパックに入れて背中に背負って歩きます。ただし、ガスコンロだけは書くお止まりの、DOCの管理する小屋に常備されていますので、持って行く必要はありません。そして、各小屋には水洗トイレもあります。トイレットペーパーも各トイレ内に備わっていますが、万が一の為、少し自分でも持ち歩いた方が無難でしょう。何が起こるか分かりませんからね、しかも誰も頼りに出来ませんから、一歩大自然の中に踏み入ったら。

一方、ウルティメイトハイクス社の主催するガイド付きのツアーに参加した場合は、荷物は少なくなります。必要な着替え、その日一日ずつ必要な食料(お昼ご飯とちょっとしたお菓子)、タオル(各小屋に暖かいシャワー完備)、そしてベッドに敷くシーツ、プラス細々した自分で必要と思うものだけバックパックに入れて行けばオーケーです。

以下はミルフォードトラックのイメージ写真。






続く。

2010年3月11日

Milford Track ミルフォード トラック その1

クイーンズタウン、今日は冷たい南風が入って来て少し肌寒い、風の強い一日です。

これから何回かに渡ってミルフォードトラックのご紹介をしたいと思います。

ミルフォードトラックはニュージーランドを代表するトランピング(山歩き)のコース。年間(主に一夏、10月の終わりから4月の終わりの6ヶ月間)で1万人を超える人が利用します。"The Finest Walk In The World"=世界一美しい散歩道 として日本では紹介されています。

以下はイメージ。





ニュージーランドは南島の南西部に位置する、国内で最大の国立公園、フィヨルドランド国立公園の中にあります。そのフィヨルドランド国立公園は、125万ヘクタールの大きさを誇り、山歩き、ハンティング、フライフィッシング等、アウトドア好きの人なら涎が止まらないような所です。ちなみにミルフォードサウンドのフィヨルド内を船に乗ってクルーズするのは、この国を訪れる普通の観光客の方にも非常に人気で、ミルフォードサウンドはもちろんここにあります。

ミルフォードトラックとミルフォードサウンドを混同される方が非常に多いのでまずはここではっきりさせましょう。ミルフォードトラックは山歩きのコース、ミルフォードサウンドは船に乗ってクルーズするフィヨルドです。

続く。

2010年3月2日

カンタスそれともニュージーランド航空?

昨夜ニュージーランドはクイーンズタウンに戻って来ました。約一月を日本で過ごし、ほぼ丸一日24時間で、3本の飛行機を乗り継いでの帰国となりました。

今回は初のカンタス航空での旅でした。いつもならニュージーランド航空を利用するのですが、今回東京ークライストチャーチ往復1500ドルという安い値段の券をインターネット上で見つけたので、買ってみました。ここ数年、ニュージーランド航空で、2月往復2000ドル以上は当たり前、去年同じ2月に帰った時は2700ドル、(これは東京ークイーンズタウン往復=飛行距離が更に長い、という事で、値段が更に高いというのはしょうがないんですが)ですので、今回のこの券がいかに安いのかという事がお分かり頂けると思います。

残念な事によほどの事が無い限り、これから進んで利用する事は無いでしょう。以下に理由を述べます。

1、シドニーでの5時間位の待ち。クライストチャーチを3時20分に発ち、シドニーに午後4時40分着。実際は時差が2時間あり、シドニーの方が2時間遅い。ですので飛行時間は2時間半くらいでしたか。

そしてそこから東京行きの夜10時過ぎの飛行機に乗るまで5時間くらい空港で時間をつぶす事になります。これがどうにも苦痛でした。やはり夜になるに連れて体はただでさえ疲れて来ます。そこでリラックス出来ずに5時間つぶさなくては行けないというのはどうにも。

ちなみにニュージーランド航空では、朝5時40分のクライストチャーチ発の飛行機に乗り、8時過ぎにオークランド着いて、国際線のターミナルに歩いて行き(国内線のターミナルからは徒歩10分くらい。2つのターミナルを接続する無料バスも運行しています)9時半くらいの東京行きの飛行機に乗ります。

2、カンタスではシドニーを夜に出発するので東京に次の日の朝6時過ぎに着きます。一方ニュージーランド航空では同じ日の夜につきます。

これはただただ個人的な好みの問題で、僕は夜に着く方が良いというだけです。でも考えてみれば、朝6時に東京着いても結局疲れてなんかその日一日はきっちり行動出来ずに潰します。つまりカンタスだとクライストチャーチ出てから丸一日を無駄にする事になります。

一方ニュージーランド航空ですと同じ日の夜に着きますから、その日に東京着いてそのまま夜は静かにベッドに行けば、次の日の朝少し朝寝坊しても、一日は始めから貴方の物。

3、カンタス航空では、選べる映画が2つくらいしか無い。ちなみにニュージーランド航空ですとたくさんの中から好きなものを選べます。(ただし、こうは言いますが、僕実は全くそのサービス利用しません。いつも本たくさん持って乗って、読みふけります。デスのでヘッドフォーンの袋すら開けません。その分安くされるべきだ!)

4、シドニーの空港で、ただの乗り換えなのにもう一度セキュリティーの検査を通り抜けなければならない。これがうざい。しかも、自分は持ち物検査、金属探知機検査した後、10メートルくらい進んでから別の係員に呼び止められ、角に連れて行かれ荷物開けるように言われました。何か怪しいのでしたら荷物がX線検査された時にすぐに呼び止められるでしょうし、これはまた別の検査でランダムに人を呼び止めてこの手の検査をしているのでしょう。

事実、帰りのシドニー空港では一緒の友達がこれに引っかかりました。ニュージーランドの空港ではここまでされません。これはやはりオーストラリア政府、当時のジョン・ハワード首相、イラク侵攻の為にジョージブッシュに手貸しましたんで、一般に言うテロの危険性はニュージーランドよりは高いのでしょう。

以上諸々の理由から、まあ滅多な事ではカンタスを日本に帰るには利用する事は無いでしょう。

なにはともあれ、またクイーンズタウンでの生活が始まります。

それではまた。