2008年4月17日

人工降雪機設置のお手伝い

これから設置される"スノーガン"の数々

















今朝7時50分
















午前11時50分
















午後5時50分

今週からまたまた帰って来ました、冬の職場のコロネットピークに。

ニュージーランドはこれから冬、クイーンズタウンもいよいよ秋の色を深めてきていますが、相変わらず天気も良い日が続いています。気温は日中15-18度前後、夜はもう5度以下の日も珍しく無くなって来ました。

朝7時にクイーンズタウンの町で会社の車に拾われる時には大体半袖のTシャツプラス上着2枚、それが日が昇るに連れてTシャツ1枚になって、また午後4時頃陽が山の陰に隠れると一気に冷えてまた1枚2枚と上着を着ていき、仕事の終わる6時頃にはまた朝と同じくらいの冷え込みといった様な感じです。

コロネットピークは最も高いところで1648メートル、クイーンズタウンは大体海抜320メートルですので、クイーンズタウンで多少暖かくても山の上は大分気温が低いのです。

今の所は仕事は肉体労働で、山は人口降雪機を設置する準備の段階ですので、その作業をしているチームの手助けをしています。

基本的に山の上に人口降雪機を設置するには、スキー場にあるコース沿いに間隔を空けて穴を掘り(人口降雪機を設営する為)、そこに電気などのケーブルと水を引く為のパイプを引き(全ての降雪機はコンピューター制御ですので電気などのケーブルが必要。水はもちろん雪を降らす為に必要ですね)、掘った穴に今度はコンクリートのブロックを埋め込み(人口降雪機を乗っける土台)、そこに今度はヘリを使って機械を運んで設置します。

今はもう電気のケーブルや水のパイプはすでにひかれ、コンクリートの土台もほぼ全て埋め込み終え、現在続々とコンテナーを載せたでかいトラックが来て降雪機を駐車場に降ろしています。

私の仕事は日々違いますが、例えばコンクリートの土台一つ一つに鉄製の梯子をドリルを使って付けることをしたり、コンテナーが到着したら各々非常に重い降雪機の部品を運び出したり、コンクリートの土台に付けるこれまた非常に重い鉄製の蓋を、山一面に散らばるその土台に、四駆の車で行ける所は車を運転し、車で近づけない所は歩いて運ぶ事をしたりと、基本的に肉体作業で毎日疲れきっています。

長い一日なので、私の様な筋肉余り無い人間には毎日がちょっとしたチャレンジなのです。何せ周りのキウイは身長180くらいの体重100キロありそうながたいの良い人間ばっかりなので、彼らがその重い鉄の蓋を片手に1枚ずつ運んでるのに私は両手で気合入れて頑張って持って1枚、皆の笑いものでからかわれてばかりですが、どうしようもないですからね、この肉体の差は、埋めようが無い。

しかも未だこれから130以上の降雪機を設置せねばならない!5月の末にはこのプロジェクトも完了する予定!しなければならない!何せオープンは6月7日!何とかなるんです!心配無用!皆死ぬ気で働いています。

ちなみに上の写真3枚は一日の移り変わりを記録してみました。

この季節は日中の気温が高くならないので、この様にクイーンズタウンを初めとする盆地に霧がかかり、それが中々蒸発しないのでこの様な現象が起こります。

いわゆる逆転層というやつですね。下の雲のかかってる方が気温が高くその上の澄んだ部分の空気の方が冷たく、云わば上にかぶさる冷たい空気に下の暖かい空気が蓋をされて逃げ場が無いんですね、朝早い時は。

それが日が経つに連れ気温が高くなれば、例えば今日は大体午後1時から霧が晴れ始めました、この様にあっという間に霧が蒸発します。

これがこれから冬になるにつれ霧が中々晴れず、山の上は晴れ、クイーンズタウンの町は一日曇りと言うことも起こるようになります。ちなみにこの雲が張ってる辺りが大体海抜1000メートル位ですね。

また明日の重労働に備え今晩はこの辺で失礼します、もう寝ます。

それでは。

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