いよいよ夏も終わりすっかり秋といった感じになってきました。山小屋では朝晩は冷え込み薪ストーブに火をつけることも度々、朝方出発時には周りの植物に霜が降りているのも珍しくなくなってきました。
山を美しく彩る高山植物の花々もリンドウが夏の最後を飾ろうと健気に咲いています。このリンドウが散るといよいよ花のシーズンも終わりとなります。
山から出て来ては、Tシャツ屋でもアルバイトしてるのは以前の投稿でも紹介しましたが、そこで売られているTシャツは殆どがニュージーランドをテーマにしたデザインのものが殆どですので、海外からの観光客、旅行者にお土産として大変人気があります。
それと同時に海外に住むニュージーランド人にもこういうTシャツが非常に人気があります。
ニュージーランドの若者の間で一番の人気のブランドはなんと言っても、
HUFFER こちらがウェブサイトへのリンク
そして
BILLI TEE こっちがビリーTへのリンク
の二つでしょう。
HUFFERのほうは正確にはTシャツブランドではなく、衣料全般のブランドなんですが、キウイに人気があるという事実に変わりありません。
基本的には、クールなデザインでさりげなく?なんとなく、でも時に大胆に自分はニュージーランド人なんだよって自己主張している、そんなTシャツで、ここFLOWでもそう言うデザインが主に人気があります。一般にはこういうニュージーランドをテーマにしたもの、これぞニュージーランドオリジナルといったものはKIWIANA キウイアナと呼ばれます。
ニュージーランドは人口400万人ちょっとで、南半球の太平洋上に浮かぶ非常に小さな島国です。
隣のオーストラリアは面積、人口共にこの国に比べれれば大きいですし、話す英語もどことなく似ているし、一歩この国を離れるとオーストラリア人に間違われることもしばしば。
例えばこれはカナダ人に通じるところがあるかな?アメリカ人に間違えられること度々なので、カナダ人のバックパッカーは必ずどこかにあのメイプルリーフの国旗を主張してこの障害を予防しているのは有名な話ですね。
実際、これを読んでる貴方も一発でニュージーランドがどこにあるのか世界地図で示せるでしょうか?
ま、それと原理は一緒で自分はニュージーランド人であるという主張の表れですね。
また、それと同時にホームシックに似た心境に駆られ故郷を思い起こさせる物が欲しくなると言うのは誰もが経験するものでしょう。
面白いのは、この国ではやはり規模が小さいので仕事、良い条件を求めて海外に出て行く若者が後を絶ちません。
が、私が今まで会ったそういう人達の多くは海外も良いけど最後はやっぱりニュージーランドがいいよねと言います。公正な眼で見れば、ニュージーランド嫌いなニュージーランド人も多くいるでしょうがそういう人達はまずここには帰ってこないで海外で暮らしてるでしょうから当然私が会う機会はあまり多くはないわけですが。
なにはともあれ、今度道端でこんな感じのニュージーランドを表すデザインのTシャツ着てる外国人見かけたら、
Kia Ora, Bro!「キオラ、ブロー」
もしくは
Good Day, mate!「グッダイ、マイト」
と声をかけてみてください。きっとその人はニュージーランドから来た人、もしくは、ニュージーランドに縁のある人でしょう。
それでは、また。
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