2014年2月24日

私のギア選集 後編 ニュージーランドスタイル 1泊2日の旅の場合 1から全て見せます

注意!
アウトドアギアに関する痛みを伴う位長い記事です。でもこの際ですから読んでしまいますか!読み応えたっぷりです。

さて前辺、中編と続いてきたこの記事も今回で最後。頑張って読んで行きましょう。

  • 前編の記事へのリンク
  • 中編の記事へのリンク
  • 食料
これが一泊二日の行動に私が持って行った食料。

これは飲み物と朝食。

上が紅茶、ミルクパウダー、砂糖、粉末スープ、粉末のスポーツドリンクそしてビタミンCの錠剤

普段はコーヒー派ですが、山ではもっぱら紅茶。

理由は、
  1. コーヒーは飲まない人もいますし、二種類持ってくのはばかばかしいです。紅茶なら(こちらでは)(さすがに英国の影響を受けているだけあって)誰でも飲みますから、一つの物で全員を満足させられる
  2. 本当に飲みたかったら家に帰ってきた時もしくは歩き終えて町に出た時に、そこで改めて落ち着いて飲めば良い。旅の満足感から美味しさも倍増します。
様は我慢、時と場所で自分をあわせるという事でしょう。

粉末スープは大抵パンプキン味。1日歩き終えて小屋やキャンプ地に到着して、ある程度荷物広げたりテント張り終えたりして一段落したら、いつもお湯沸かしてスープ一杯飲む。至福の一時。こちらのスーパー等で簡単に手に入ります。

一日中汗かいて失った塩分取り戻すのに一役買います。別の言い方すれば絶対こういう物は塩分過剰ですからね、普段はあまり飲みません。

下は朝食用のインスタントのポリッジ=オートミールですね。お湯混ぜるだけで食べれます。ミルクパウダーを少し入れると更に美味しくなります。ベリー味。それプラス甘いミルクティーが山歩き中の私の朝食。

スポーツドリンクの粉末は、万が一用。真夏のクソ暑い時に汗かきすぎると電解質を失って足がつったりする原因になります。普段は水を飲みますが、今回は特に1日が非常に長く、歩く距離も長いという事で、念の為持参。

ビタミンCの錠剤も、オレンジとか持ってくとその分重くなりますし、こんなにコンパクトで軽量で同じ効果があるならやはり持って行かない手は無いですよね。疲れた時のビタミン補給は効果ありますからね。これもどちらかといえば念の為。

これが行動食。

左から、チーズの塊、クラッカー、チョコレート、スクロギンと呼ばれるナッツやドライフルーツの混ざった物、ミューズリ・バー、そして飴とロリーと呼ばれる様は砂糖でできたゼリー状のお菓子。これプラス、写真にはありませんがサンドイッチ。一泊二日という事で今回は事前に家であらかじめ作った物を持って行きました。普段は、パンとハムとサラミの塊を持って行って食べる時に作って食べます。

スクロギンはニュージーランド(多分オーストラリアでも)で使われる英語で、多分北米ではトレイル・ミックスとか呼ばれてると思います。スーパーで量り売りで買え、様々な組み合わせの物が売ってます。代表的なものには大抵、ピーナッツ等のナッツとレーズン、バナナ等のドライフルーツが入ってます。

ロリーは、子供達が大好きなお菓子。まあ、大人も好んで食べますが、まあほぼ砂糖からできたゼリー状の物。普段は食べませんが、こういう時には良い素早い糖分補給になります。こんな物ばっか食べてるから皆肥満になるんでしょう。皆さん知ってましたか?ニュージーランドは世界で5本の指に入る肥満国です。私はこういう所は見習わない様に気を付けています。

全体的に2日間にしては幾分多い量ですが、大抵仲間同士『ハイこれどうぞ』とお互いに分け与えますし、基本として自然の中では何が起こるか分からないので、1日分多めに持って行くというのがこちらでは常識になっています。

これが晩ご飯のフリーズドライ食

これは晩飯に食べるフリーズドライの食品。バックカントリー・クィジーン Backcountry Cuisine、ニュージーランドの最南端の都市のInvercargill インバカーゴで作られていて、私の知っている限り、この辺りのアウトドアショップやスーパーで売ってます。

様々な味、メニューの物があります。お勧めはタイ・チキン・カレーですかね。それと、私はいつも二人分用を買い、一人で平らげてしまいます。二人様の物で$11弱で買えます。

お湯を入れて10分待つだけと、超簡単なのでいつもこれ。
  • 調理
調理器具、洗面用具そして救急用品

上の写真では右上のグループの物がそうです。
プラスチックカップ
もうこれはコーヒーテイクアウトで飲む様なやつです。
プラスチック製のお椀
これは友人にもらった、折り紙みたいに組み立てて使う、本当唯の薄っぺらいプラスチックでできた物。写真では一番右上の緑色のがそうです。
ポット=鍋
今回はほとんどお湯沸かすだけなので、1リットルサイズの大昔に買ったMSR社製のステンレス製の物。
ポット掴むハンドル
スプーン
ライター
タオル
これは洗った後に拭く為。
  • 洗面用具
まあ、この辺はあまり細かい説明は必要無いのではないでしょうか。
歯ブラシ
歯磨き粉
日焼け止め
デオドラント
一日汗かいて体も臭うでしょうから、エチケットのため一応。
予備のコンタクトレンズ
目が悪いので、念の為。たまに川に飛び込んで泳いだ時にコンタクトが水の中で外れた経験がある為。
  • 救急用具
今回は小さい方を持参。一緒に行った二人が救急看護の専門なんで甘えて。(実際行ってみたら私達全員手抜きしてて誰もしっかりしたのは持ってなかったってオチがありますが

基本的にこの小さい方の救急用具には、
バンドエイド
ガーゼ
包帯
三角巾
バンデージ
イブプロフェン錠剤(主に打ち身、捻挫、骨折時の間に合わせの痛み止め)
抗ヒスタミン錠剤(花粉症(こちらではヘイ・フィーバーと呼ばれる)気味で幾つかの草花にアレルギー反応を示すのを知っている為
抗下痢錠剤(イモディウムと呼ばれる市販の下痢止め。山の中で腹痛なんて最悪ですからね)

  • 安全に関するギア
ヘッドライト
私の使っているのは、ブラック・ダイヤモンド社製のストーム 100ルーメン

上の写真内では真ん中のオレンジのがそうです。

これで最大距離70mまで照らせる、今まで使った数ある中のうちでは一番明るいですね、確実に。単三電池4本必要で、夏の間頻繁に山歩きに出かけても、この4本で一夏過ごせます。また真冬の雪のシーズンの気温の低い時にも、あまり明るさは変わらず、電池が低温の影響をそれほど受けないという印象です。信頼に置けるギアの一つ。

ただ一つの難点は、オン・オフのスイッチが本体上についていて、そのスイッチを守る物がついていないので、これがパック内で他の物と圧力かけられた状態で保管されていると、たまに不可抗力でスイッチが押されオンになってしまい、無駄に長い時間気付かない間電源がオンになってしまう事があるという事。

対策としてなるべく私はこれをパック本体ではなく、それほど圧力のかからないパックの一番上のポケットに保管しています。

マルチツール
レザーマンのウェーブ。上の写真では中央上の辺り、黒いケースとその右に銀でオレンジの紐がついている物。

特に良く使うのが、ナイフ、ワイヤーカッター等。プラスとマイナスのドライバーもついてるし、ハサミも。何かとアウトドアで役に立つ、必携の物。

ウォーキング・ポール(ストック)
上の写真では左上の黒いやつ。テントのポールと同じ折りたたみ式のブラック・ダイヤモンドウルトラ・ディスタンス。カーボンでできてる為両方併せて290グラムと軽量。これはこの夏に新たに追加されたギアで、まだあまり真剣な場面で試されていません。カーボンというのが少し気がかりですが果たしてどうでしょうか。

私は普段歩く時は使いませんが、一般論として、重い荷物を背負って長時間歩く時に使用する事によって膝への負担が軽減されるのは事実ですし、使わないにこした事は無いと思います。その際、必ず2本、両手で使用する事によって最大限の効果が発揮されると思います。

やはり地面に設地する箇所が、両足を含め、3つか4つの違いという事ですが、やはり多い方がより安全ですし、疲れてきた時に体の両方均等に疲れる事によって、思いかけない転倒等が未然に防げると思います。

1本だけ使った場合は、どうしても膝が疲れて来ると、痛い方の膝をカバーしようと体が横向きになり転倒というのを今まで多く見てきました。ブーツの底のソールも横向きにグリップが効く様にはデザインされていないと思います。ですので常に両手にポールを持ち、体を常に進行方向に向けているというのが転倒等の危険を未然に防ぐ最前の対策だと思います。

私はどちらかというと、このポールを歩く時に使うより、周りに木の枝等が無い時に、タープを広げて頭上に簡易的に屋根を作りたい時に支点として使ったり、(今まで必要に迫られた事はありませんが)非常時の担架として使えるのではないかと考えています。

これは幾つかやり方が考えられますので、またの機会にでも検証してみたいと思います。

携帯電話
ニュージーランドのこの辺り、国立公園内は携帯は圏外で不通ですが、万が一車が動かなくなった時や、怪我等あった時に圏内の通じる所までヒッチハイクもしくは走って行って助けを得る時に有効な物です。後最近は皆iPhone等で写真撮りますしね。

地図
コンパス
私はどこか行く際必ず地図を携行します。性格による所が大きいと思いますが、私は自分がどこにいるのか、どこに行くのか、周りの山の高さ、名前などを知りたいと思う方。一方あまり気にしない人も今まで多く見てきました。安全の面から考えれば、やはりこういう情報は知っておいた方が良いというのは言うまでもないでしょう。

ちなみに携帯用GPSは所有していませんし、ここニュージーランドでのトレッキングに関する限り必要無いと思います。

その理由は、

大抵の場合ニュージーランドのこの辺ではどこか谷の中や山の上にいますので完全に居場所が分からなくなるという事は考えられないから。これがもしオーストラリアのアウトバックで、周囲何百キロと平で目標物も定め難いのであれば話は別ですが。

ですので、

  1. 先ずは自分がどういう所に行くのか事前にリサーチし頭に入れておく
  2. いざ歩き始めたらこまめに現在位置を把握する様努力する
  3. 道に迷ったと思ったら無茶、無理をせず先ずはその場に座って飲んで食べて心を落ち着かせる
  4. その場所の前の最後に100%自分がどこにいるのか確信の持てる所まで戻る
  5. やり直す

と言うのが最前のシナリオではいでしょうか。

万が一これでも埒が明かない場合は、

  1. もう経験と勘による最終手段としての一か八かのかけに出る。(幸いにもこの場面にはまだ入り込んでいません。)
  2. それでもダメならPLB(パーソナル・ロケーター・ビーコン)を発信させ救助を待つ。(これもまだやった事ありません。)

その際、大抵の場合はヘリコプターで救助が来る事になると思いますので、

  1. 先ずは自分の安全を確保
  2. ヘリコプター(空から)見つかりやすい場所を探す
  3. なるべく自分(もしくは同行者)が心地良い(例えば濡れた衣服を乾いた衣服に換える等)ようにする
  4. 目印(例えば煙りを焚く、反射しやすい物を用意する等)を設置する様努力する

ここニュージーランドの森の中では、オレンジ色が最も遠くから見やすい色と言われています。他の色は森の色に混じってしまってなかなかヘリコプターからは見え難いそうです。

また夜間はヘリコプターのパイロットは暗闇用のゴーグルを使いますので、反射板付きの衣服、もしくはパック等が非常に有効です。

カラビナ2つ
スリング2つ
6ミリロープ
これらも万が一、もしくは何か特別な時用。

カラビナは主に何かを引っ掛けたい時に使います。例えば、ザックに入りきらない物をザックの外側に引っ掛ける時や、スリングを使って何かを引っ張りたい時の支点として。カラビナには様々な形状がありますが、私は大抵変型D型を使います。

スリング。8ミリ幅、120センチの長さの長めの物を持ち歩いています。例えばタープや、風の強い日にテント外側を補強する為に引っ張りたい時、もしくは何か濡れた物をぶら下げたい時に役立ちます。

またこれは最近あったのですが、同行者一人が足を怪我し、他の仲間でその日との荷物を分担して運ぶという時に私がパックを持って行く事になったのですが、この時にたまたまこのセットを持っておらず非常に苦労した経験があります。スリングがあったらふたつ目のパックを私のパックの外側にくっつけて縛るという事ができたと思います。

6ミリロープ
これは長さ5m。これも何かを吊る時、引っ張る時に主に使ってます。また考えられる場面として崖っぷち等で誰か足がすくんで動けない時に簡単にロープアップする時に使えそうですが、安全という意味ではこの特定の場面ではあまり効果は期待出来そうにありませんが。
  • その他小物
サングラスケース
これはプラスチック製の物を使用しています。前にも書いた通り、ニュージーランド日差しが強いので日中サングラスは必携です。万が一壊してしまったりしたら致命傷になりかねません。以前に一度サングラスを失くすというはめに陥り苦労した経験があります。

腕時計
フィンランドのスント社製の、気圧計、高度計、方位計のついた物。まあおもちゃみたいな感じで使ってます。高度計は気圧によって表示結果に誤差が生じるので、正確な結果を知りたい場合は毎回もしくは毎日調整する必要があります。

私はそこまで細かい事気にしませんので、大体何となく分かれば良いので、毎回調整するなんて事はしません。ただの面倒くさがりなだけです。

iPod(音楽)
これは小屋で誰かいびきかいてうるさくて寝付けない時や、夜中にふと目が覚めて再び眠れなくなってしまった時に便利。

良くあるのが、一日重い荷物背負って長時間歩いて体が非常に疲れているのになかなか寝付けなかったり、夜中にふと目が覚めてそのまま再び眠りに戻れないで目が覚めたままと言う状態。これは皆さんも経験ありますか?良くあるんですがこれは何なんでしょうか?

私は自分では繊細ではないと思ってますし、これまで多くの場所を旅しどんな状態であろうと眠れる自信はあるんですが、やっぱり体と脳は自分でも気がつかないけど繊細に出来ているんでしょうね。まああまり深く考えない様にしてますし、その晩眠れなくても次の日にもっと寝ればいいやくらいにしか考えていません。

否が応でも、体力というか人間の体は自然と許容量も決まってるでしょうし、こんな状態が暫く続いたとしても、その内体と脳が勝手に限界を決めて体力を回復しようと強制的に眠りを深くして失われた分を挽回するだろうと思ってます。

その他にアウトドアで音楽が有効な場面は、自分を最大限に限界までプッシュしなければならない状態、例えば一日に40、50キロくらい歩く・走らなければならない時や、足等を怪我して痛みがある時にどうしても歩き続けねばならない時等に、音楽をボリューム一杯にして、殆ど自我を忘れて音楽にのめり込み自分を鼓舞する時に非常に有効です。今まで何度かこういう場面に出くわしました。

肝心なのは、普段は自然の中にいる時は全く音楽は聞かないという事。これはコーヒーを飲む、カフェインを摂取する事に近いと思います。

どういう事かというと、カフェインも普段から摂取し続けると、カフェインの効果と言われる眠気覚ましや集中力の効果も薄れてしまうのと一緒で、普段から歩いてる時に音楽効いてるとその効果も肝心な時に効果をフルには発揮出来ないではないかと考えています。

まあ、友達と一緒の時は会話を楽しめば良いし、一人の時は川の音や風の音、鳥の鳴き声等を楽しめば良いですしね、せっかく自然の中にいるんですから。

カメラ
オリンパスの防水、耐衝撃製の物を使ってます。特に最近はこのブログに使う写真を撮る為に小忠実に使用する様になりました。以前は面倒なんで、友達が撮った写真をもらってましたが。パックのヒップベルト等にくっつけられるカメラ用の小さいケースがあると、いちいちパックから取り出さなくて良いので便利です。

キャメルバック
私はナルジーンボトル等の水筒ではなく、もっぱらハイドレーションパック(チューブ付きの大きい容量のプラスチック製の言わば水筒)を使っています。

これもカメラの携帯に通じるんですが、キャメルバックだといちいち水を飲む際に一回止まってパックを肩から降ろして水筒を出すという手間が省けるから。

また容量も2リットル、3リットルと大きいので、一日歩き終えて小屋やテント場で、これを一回満タンにすれば大抵朝まで充分な量が確保出来るという理由もあります。水筒は大きくても1リットルくらいの要領ですから、下手すると何度か水を汲みに行かなければならない必要があります。

ただし、冬の寒い時は小さめの水筒も同時に携行します。何故かと言うと湯たんぽとして使えるからです。寝る少し前にお湯を沸かし、水筒にそのお湯を入れ、その水筒を寝袋の中に入れておくと、寝袋に入る時にそれはもう素晴らしい何とも言えぬ温もりが堪りません。

エフトポスカード
これはキャッシュカードの事です。ニュージーランドはカード社会です。何時でも何処でも殆どの場合カードで支払いが出来ます。私の日常生活においても、現金を使うのは、車を町中に駐車する時にパーキングメーターを使う時に支払う小銭のみ。それ以外は全てカードを使います。

現金
これはこちらのDOC(Department Of Conservation) まあ環境省とでも訳しますか、の小屋に泊まる際に、通常事前にチケットを購入してそれを小屋に着いたら管理人に手渡すと言う仕組みなのですが、チケットを持ってない場合でもその場で現金で支払えばオーケーという事もあります。ですので現金少し持ってれば、融通が利きます。

運転免許証
これは万が一私に何かあった時に身分証明になるだろうと言う理由から携行しています。

ビニール袋(ゴミ袋)
これはまあ、『取るのは写真だけ、残すのは足跡だけ』と言う言葉がある様に、自分のゴミは全て持ち帰るというのが基本で、ニュージーランドではこれが徹底されています。本当に自然の中でゴミを目にする事は殆どありません。

殆どのニュージーランド人にはその意識が徹底されていますので、ゴミを残して行くのを見られたら大抵の場合何か言われるでしょう。勿論怠け者は何処にでもいますので、とんでもないゴミが、特に小屋等に置き去りにされているのを見るのも珍しくはありません。でも多くの人がそういった場合自分達でそのゴミを拾って持ち帰る事が多いです。私達も勿論誇りを持って実践しています。

と、まあ、長々と書き連ねて参りましたが、これが私が一泊二日のカスケードサドルの旅に持って行った荷物・ギアの全てです。

ちなみに全てをパックに入れたらこうなりました。




皆さんのパックの中身も非常に気になります。もし何か私と違う点等がありましたら教えて頂けたら参考に出来るので嬉しいです。

それでは、このシリーズ、思いもかけず長作になってしまいましたが、読んで頂けたとしたらそれはそれは感謝の一言です。

また次回。