2008年5月19日

マウントクックとプラネタリウム

もう先々週の話になってしまうんですが、会社の研修でマウントクック(マオリ語ではアオラキと呼ばれる)に3日間ほど行って来ました。

マウントクックとはニュージーランドで一番高い山で3754メートル、かつーんと氷河を抱き、頂上は綺麗な三角で、それはそれは美しい山です。

マウントクック国立公園内にあり、マウントクックビレッジと言う場所で滞在が出来ます。このビレッジからは幾つものウォーキングトラック(山道)があり、この周辺を歩いて散策することが出来ます。

一番の人気コースは「フッカーバレー」=フッカー谷でしょうか。このコースを歩くと終点には、フッカー氷河の先端にある氷河湖に辿り着き、氷河を目の前に見ることが出来ます。コースはいたって平坦で途中幾つかの吊り橋を渡ります。体力的にもきつく無く、老若男女問わず人気のコースです。

あいにく私は会社の研修で行ってきたのでフッカー谷まで行っている時間はありませんでしたが、代わりに朝ちょっと早起きして、「ケアポイント」と呼ばれる場所まで走って行って来ました。

小雨のぱらつく中、ほぼ平坦な整備された歩き用の道を行くと、終点にはちょっとした展望台みたいなのがあり、そこからは「ミューラー氷河」が見下ろせます。走って往復45分ほどでしたので、マウントクックで少ししか時間の無い人で氷河を見てみたい方にはうってつけの場所ではないでしょうか。

ここを訪れたのはもうかれこれ5年くらい前でしょうか。このケアポイント近くにはキャンプ場があり、素晴らしい景色と雰囲気の中でテントで寝ることが出来ます。で、そのときはテント泊し、星空が非常に美しかった覚えがあります。

驚いたのはその時の記憶から比べるとそのミューラー氷河が何とも縮んでしまったように見えたこと。絶対に記憶上の錯覚ではなく、温暖化によって氷河が解けて小さくなって後退してしまったに違いありません!なんとも恐怖を覚える一瞬でした。

また宿泊はマウントクック村内にある大きなホテル、「ハーミテージ」だったのですが非常に豪華で素晴らしい時間を過ごさせてもらいました。

中でも印象に残ったのは新しく出来た、プラネタリウム。我々は無料で3つのショーを見せていただきましたが、通常は$20との事。でもこれだけのお金を出す価値は充分にあると思います。

映画の一つ目は3Dで、こちらの先住民族のマオリ族の伝説ではニュージーランドがどのようにして出来たかのかを映画にしたもので、非常に良く出来た作品です。名前は忘れました、あしからず。

次に南半球の星空を解説する物。最後に実験的な非常にサイケデリックな、幻覚的な何とも形容しがたい作品でした。

ニュージーランドの南島を訪ねる方の殆どはこのマウントクックに立ち寄ることだと思いますが、絶対にお奨めです。久しぶりに行った私自身景色にすっかり感動しました。ただし天気悪いこと多いみたいなんでそれなりの覚悟と装備をしましょう。

それではまた。

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