2007年5月20日

ニュージーランド就職事情 遠来より友来るなんたらかんたら

こんにちは。クイーンズタウン、昨夜から朝方にかけ結構な雨が降りましたが、昼頃までには天気も回復し、午後には素晴らしい天気となり、なんとも良い週末となりました。

今日は、フランスに半年行っていた友人が帰ってきたので久しぶりにランチを食べながら、近況報告しあいました。

何度か言っている通り、ここクイーンズタウンは一大観光地。ですのでここに住む人も多くは観光業に従事しています。よって、夏、冬の間だけの契約となり、いわゆる季節労働者が大半を占めています。

だから前述の友人のように、仕事を求めて海外に出て行くキウィも多いです。

特に若者で大学を出ても、専門職の仕事の口の数はそれほど多いとは言えず、また外国の方が賃金条件等良いというのが実情で、この国を離れて行ってしまう人は後を絶ちません。

海外に人材が流出してしまうには色々と事情がありますが、やはり賃金等の条件が良いという事が真っ先に来るんでは無いでしょうか。

皆さんの周りにもいませんか、ニュージーランド人の英会話の先生とか?

今現在は、日本円と比較すると、ニュージーランドドル高という事情もあり、日本で働いても為替等でそれほどうまみがあるとは言えませんが、それでも日本等で英会話の先生を1,2年やりながら世界を旅するというのは、若いニュージーランド人にとって非常に人気のある選択肢です。

他の大きな要因としては、こちらでは皆大学に、専門学校等に行くのに国から借金をして学費に充てます。「スチューデントローン」と呼ばれ、年率7%くらいの利子がついています。

その額も人それぞれ、何年学校に行くのか、またやはりこれは世界共通だと思いますが、医学部などはどうしても学費は高めになりますので一概には言えませんが、$20,000から$30,000位になる事もあるようです。

で、先ほども申した通り、海外に出て、より良い賃金でなるべく速くこのローンを終わらせてしまおうという心理的要因も確実に人材流出の原因となっています。そのまま海外に出て、安住の地を見つけ戻って来ないキウィも多いでしょう。

現にオーストラリアのシドニーは、ニュージーランド国外では一番多くニュージーランド人が住んでいるといわれます。

また、イギリスのロンドンでは、ホテルやバー、レストランで多くにキウィやオージーが働いてるのが見れるという話も聞きます。

このようにして非常に人の入れ代わりが早く激しいのがこのニュージーランド社会の特徴のひとつといえるでしょう。そして特にここクイーンズタウンはそのもっとも顕著な例で、本当にあっという間に友人が去って行ったりして、非常に不思議な世界です。

まあ現在ではオンラインでビデオチャットが出来たりと、情報伝達の技術も進化していますからあまり距離を感じずには済みますが、それでも、久々に友人に会えると言うのは良いものですね。

またニュージーランドの社会、経済などの勝手な独断偏見まじりの個人的な分析なども皆さんにお伝えして行きたいと思います。日本とは非常に違っていて面白いです。

それではまた次回。

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