今回、カカ・ポイントに行ったついでに、バルクルーサ Balclutha に寄って来ました。
バルクルーサとは、そう、この物語の主人公である月川喜代平主之(つきかわ・きよへい・かずゆき)さんが暮していた場所。
前回の記事でも書いた通り、月川さんは、150年程前に、ニュージーランドに定住した
細かい事は前回の記事を参考にして頂くとして、この月川さん、中々の反骨児。
給料の支払いを巡って船長ともめ、えいやっと船から脱走し、色々な事があり、最終的にニュージーランドに居座る事に。
で、このバルクーサではちょっと名の知られた有名人、と言う事を聞いていたので、バルクルーサに寄ったついでに確認して来ました。
先ずは、i-site こちらのビジター・インフォメーション・センターによって話を聞きに行きました。
すると、受付のおばちゃんが、
- 博物館に行くと月川さんに詳しいじーさんがいる
- 町の外れに月川さんのお墓がある
と教えてくれました。
で、早速墓地に行ってみました。
この橋は3つ目だそうです。で左の橋桁は2番目の橋で、昔洪水で流されてしまったとの事。
何百もあるお墓の中から探すのは一苦労でしたが、こうやって見つけました。
本では、月川さんはキリスト教に改宗されたとありましたが、まあ何もしないのもあれと思い、両手をあわせておきました。
で、墓地内には、こうやって月川さんに関する展示案内が。
次に町中の博物館へ。
博物館内には、月川さんが使っていたものや、月川さんが運転していた蒸気船のパーツなどが展示してありました。
また、中にいたおじさん二人もまるで昨日の様に月川さんの事話してくれました。でも、この二人のおじさん達も直接は面識無いんですけどね。何せ月川さんは1940年代後半に他界されてますんで。
月川さんには3人の息子さんがおられたのですが、どうやら皆もうバルクルーサを離れ、今では月川さん直系の家系の方はここには住んでおられないそうです。
と、まあ、今回はひょっとした事から知る事になった月川さん。その彼の暮していたバルクルーサと言うオタゴ地方の小さな町を訪れたというお話でした。
もしこの辺りを通る事があったら、少し時間を割いて、月川さんについて知るのもこれまた、普通の観光とは違ってよろしいのではないでしょうか。
それではまた次回。
私は、キャプテン月川の遠縁にあたる者で現在、キャプテンの故郷、宇久島に住んでいる者です、今から27年前、キヤンピングカーでNZ一周したとき、乃木さん宅を訪ねデナーに招待され、墓参りなどした記憶が甦ります私達お会いしたときからすると大分、お年取られています、月川喜代平外伝が出版され貴殿の記事にふれ懐かしく思い出が甦りました。
返信削除木寺さんコメントありがとうございます。血縁の方によんでいただき更にコメントまで頂けるなんて光栄です。27年も前ですと今とは大分違ってそれこそニュージーランドはのどかだった事でしょう。また是非お越し下さい。きっとその時と変わらぬ部分も発見出来るのではないでしょうか。
返信削除月川喜代平の弟の系列の者です。
返信削除あなたの記事を読みこの一族は素晴らしく、名誉ある性であると実感できました。ありがとうございました。
喜代平さんみたいな方がご先祖様にいらっしゃるなんてこんなに名誉ある事は無いのでは無いでしょうか?ひょんな事から存在を知り興味が湧きこんな記事を書かせていただきました。こちらこそ刺激を受け感謝しております。
返信削除木寺進の甥です。縁者にこのような人がいるとは初めて(聞いたことがあるような気もしますが…)知りました。偶然このブログを拝見し、縁を感じます。
返信削除まさかこんな形で、月川さんの家系の方からコメントを立て続けに頂けるとは思ってもおりませんでした。今までブログに記事を書いてきて一番の幸せを感じております。ありがとうござしました。
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