2015年4月5日

マッケンジー・カントリーのサーモン屋のご紹介

ニュージーランドの南島と言ったらサーモン。

南島のカンタベリーの南端のマッケンジー・カントリーと言ったらそれこそサーモン。

マウントクックやテカポ辺りでサーモンを食べた事のある方もしくは聞いた事のある方も多いのでは?

まだ無い?では、そんな方の為にご紹介します。

テカポからオマラマ辺りは、マッケンジーカントリーと呼ばれています。

南アルプスの山並みが目の前に並び、幾つもの湖があり、標高が高く、羊と牛の牧場が数多く並んだ、広い空と広大な土地が続くところです。

そして、クイーンズタウン方面から行くと、リンディス峠を越え、オマラマの街を通り過ぎ、さらに車で10分程で目にするのがこの場所。

High Country Salmon Farm

運河のすぐ横にあり、広い駐車場に常に幾つもの車が並んでいるのが目に入るので、見逃すことはないでしょう。

駐車場から入り口に向かうとこんな感じで、こんな看板があります。




中に入るとこんな感じ。

こんな生けすにサーモンがいっぱい入ってます。

水中の無数の魚体がわかりますでしょうか?


地図はこちら。


ちなみに、ニュージーランドでサーモンと言ったら、ここらの湖の淡水から獲れたものを言います。日本で食べる北米産のサーモンに比べると少し油が乗っていて、身が柔らかいです。

ローとは卵、つまりイクラです。

 


今回、友人宅で4人で刺身にして食べるということで、サーモン・フィレ、切り身1.20キロを買いました。(ちなみに4人ではとても食べきれたもんではありませんでした。)で、お値段は、30ドルちょっと。100gにつき2ドル半。

この他にもすでに刺身上に切って売っていたり、外のベンチでガスコンロ借りて焼いて食べてる観光客もいました。多分コンロを借りれるのでしょう。それと、ご飯も買えるのでその場でサーモン丼を食べることも出来るそうです。もちろんワサビも置いてあるとのこと。

この辺りをお通りの際には、ぜひ一度ここで止まってサーモンをお試しになることをお勧めします。

それでは、今回はこの辺で。サーモン屋さんのご紹介でした。

ではまた次回。

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2015年3月28日

NZ人に人気の日本食トップ3とは?

先日、友人達を招いて、母が彼らに餃子の作り方を教えました。皆餃子が大好きで、喜んでいました。6人で100個作って焼いて、全て平らげてしまいました。

皆慣れない手つきで頑張ってます

なぜ日本食が人気か?

私の周りには日本食が好きなキウイが大勢います。そんな彼らにはだいたい二つのパターンがあり、大抵、以下の両方といった感じなのですが、
  1. 日本食は健康に良いと信じている
  2. 日本に行ったことのあるキウイが増えている
1に関して言えば、こちらの肉中心の食生活は成人病、特に心臓疾患に関連した病気が成人に占める割合が高いです。食生活を見直し健康的に生きて行くということの一環として、日本食が脚光を浴び始めてからかなりの年月が経ち、それなりに一般に浸透してきました。

2は、ここクイーンズタウンでは、皆雪を求めて冬に日本に行く人が毎年増えています。特に、白馬とニセコ。最近は野沢温泉、志賀高原、草津や妙高高原など上記の2カ所以外にもどんどん皆足を伸ばしているみたいです。

クイーンズタウンを知らない、来たことの無い方に説明を捕捉させて頂きますと、クイーンズタウンはニュージーランド1の『アドベンチャー・キャピタル』=冒険の中心地、つまり興奮とスリルとアドレナリン一杯の冒険を求めて世界中から人がやって来ます。また、夏はマウンテンバイク、山歩き、クライミングそして冬はスキーとスノーボードといったアウトドアスポーツのメッカでもあります。

私もこういったアウトドアが好きでここに住むようになり、自然と私の周りにも志を同じくした人達がたくさんいます。

ですので、ニュージーランド国内でも、特にクイーンズタウンでは日本の雪を滑りに行ったことのあるキウイに出くわす可能性がグンと上がるというわけです。

中には毎年必ず日本にホリデーに行き、雪を楽しむ強者もいます。

これまでに私も何度もこちらの友人たちを連れて日本に行き、白馬、ニセコでスキーをしてそのついでに京都、広島、飛騨、博多、長野等観光に行ってます。

その時の経験を踏まえ何が人気だったのかを紹介させて頂きます。

何が好きなのか?トップ3の紹介

発表の前にお断りさせて頂きますと、私の対象とするキウイは主に男性20代から40代のアウトドア好きの活発な人達というふうに誤解の無いよう限らせてもらいます。

また、寿司は除外。寿司はこちらでももう日常に十分浸透した食べ物で、ファストフードのような感じで気軽に食べる事が出来ます。が、やはり浸透し過ぎて、すでに日本でいう一般の寿司の握り寿しとはかけ離れた、こちらでは主に海苔巻きで中身も生の魚以外を使った寿司が多く、純粋な意味での日本食ではないかなと思うからです。

それでは発表です。

第3位

お好み焼き

これはなんなんでしょう、やはりお好み焼き屋さんに行くと目の前で上手に作ってくれたり、自分でも鉄板で作れるという付随要素が重なるからでしょうか、人気です。ただし、大阪風のお好み焼きで上に最後かつおぶしが乗ってるのは皆嫌いでした。俺からしたら、最後皿の上でかつおぶしが踊ってるのが良いのですが、友人たちは皆ひいてました。

第2位

から揚げ

もう単純さが受けるのではないでしょうか?しかもこちらのフライドチキンに比べると、日本のから揚げは衣がカリッとしていてかつ噛むと中身がジューシーなのが違いますよね。居酒屋などに行った時、注文してハズレのない一品。

第1位

餃子

なんでなんでしょうか?皆好きです。もう120%の確率で皆好きです。これだけで充分というやつもいました。ラーメン屋行って餃子だけ頼んだ友達もいます。これはやはり調理されてる際の音、特に水が足されてからのジューッという音とそこからこみ上げてくる餃子の作られている時の匂いに興奮するみたいです。でも、小皿に醤油とお酢を注いでそこに餃子をつけて食べるというよりは皆餃子の上にドバッと醤油かけることが多いです。あとあまりお酢は苦手みたいで敬遠する人が多いです。そこで隠し技のラー油の存在を教えてあげればもう貴方はヒーローになれます。

ちなみに、定食屋等に行ってこう言ったものを頼んでいざ食べる時にちゃんと注意を払ってあげていないと、テーブルの上にある調味料やらソースやら皆フリースタイルで勝手に好きなように使い始めてしまいます。さすがに餃子にソースかけられて食べられるのを見るのは忍びありませんし、なんでだか気分の良いものでもありません。そういう場に居合わせたら日本人代表としてきちんと指導してあげましょう。

番外編、頼んだらビビるもの

ついでにここまで来たら、今までに友人たちがテーブルに出されてビビってたものも紹介してしまいます。

それは、

牛タン
鳥の軟骨の唐揚げ
馬刺し
ししゃも

もう、居酒屋ばっか行ってたのがバレバレですが、こういうのを勝手に頼んでいざテーブルに出され、そこで何かを説明した時の彼らの顔はいつもプライスレス。

皆、一瞬ひきます。で、そこでお前男だろうぐらいのことを言って煽りを入れて食べさせます。大抵さいしょウエッとしたような表情を見せますが、最終的には皆好きになり、(馬刺し以外は)常に頼むようになります。

牛タンはやはり牛の舌というイメージが彼らの頭の中に浮かぶようで、その時の表情を見るのは面白いです。

鳥の軟骨は、軟骨を食べること自体、どういう食感なのか想像すらつかないという状態なので、皆ビビります。

馬刺しはどうもやはりキツイみたいです。

ししゃもは、体内のつぶつぶの卵にビビります。

なんかビビらせてばっかりですが、普段からかわれている仕返しです。冗談です。まあそれだけ仲が良いということです。

という訳で私の周りのキウイの友人達に人気のある日本食を(そして彼らにとって挑戦である日本食も)紹介してみました。

もし日本でキウイの人と日本食を食べる機会があったら、これを頭に入れておくと有用ではないでしょうか。

間違ってもクジラとイルカの話題には触れないように気をつけるべきと最後に付け足させて頂きます。全てにおいて面倒臭くなります。

それではまた次回。

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2015年3月24日

ダスキー・サウンドのご紹介

ニュージーランドの国立公園内で、これまでもちょとやそっとでは訪れる事の出来ない僻地に何度か行ったことがあります。歩いて3−4日かかるような普段気軽には行けない所。

以前ご紹介した、ビッグベイもそのうちの一つ。歩いて最低4日はかかります。

今回、初めてダスキー・サウンドに辿り着いたのでその場所のご紹介をしてみたいと思います。


ダスキーサウンド内のsupper cove

ダスキー・サウンドとは?

ニュージーランド南島南西部一体を覆うフィヨルドランド国立公園。ここには14のフィヨルドが海に面して並ぶように位置しています。




この国立公園内にあるその14のフィヨルドのうちの一つ。

ここにたどり着くには、フィヨルドランド国立公園内を歩いて最低で3日かかります。


ちなみに、ダスキーサウンドは本来はフィヨルドと呼ばれるべきもの。こちらの以前に書いたミルフォードサウンドを紹介する記事にも、サウンドとフィヨルドの違いについて言及しています。

簡単に言えば、サウンドとは海水の侵食によって出来た入江で、フィヨルドとは氷河によって削られて出来た入江。ですので本来はフィヨルドと呼ばれるべきなのですが、ここらに来た最初の西洋人(主に英国から)はフィヨルドに馴染みがなかったので、サウンドと呼び始め、その言葉が今でも訂正されずに使われているという事です。

名前の由来


こちらがジェームス・クックさんの肖像画。ウィキペディアから借用。

1770年にイギリス人のジェームス・クック船長さんがNZ一帯の探査の為にこの辺りを訪れました。まだその頃はこの辺りの南太平洋一帯は未開の地であり、地図の作成という目的がありました。そしてある時この辺りの沖で日が暮れてきて、どこか外洋から船を守れる場所はないかと思案していた時にちょうどこのフィヨルドが目に入り、恐る恐る船を入れ夜を明かしたのが始まりとなります。

Duskとは英語で夕暮れのことを指します。ちょうど夕暮れ時に発見したこの入江という事で、彼は最初にDusky Bay ダスキー・ベイトこの辺りを名付けました。

そして二度目の滞在の時には約2ヶ月ここで過ごし、地図作成、土着植物の採集、鳥などの野生生物の観察など、このその頃未開の地図にも載ってない土地の調査に励んだのでした。

NZの歴史においての重要性

この二度目の滞在の時にNZの歴史における幾つかの重要な事、初の事を彼はしています。
  • このダスキーサウンドでNZ初のビールを醸造
  • 西洋人とマオリ族の人々との初のコンタクト
NZ初のビールを醸造

彼と船員達はニュージーランドで初のビールを作りました。こちらの土着の木、マヌカとリムを使っての醸造だったそうです。

そしてなんと南島最大の都市のクライストチャーチにあるWigram Brewing Coというマイクロ・ブルワリーでその当時のレシピーを使ってクックさんの作ったビールを再現して売っている会社があります。

彼らの作る数多くのビールのうちの、Spruce Beerというもので、リンクのページのリスト内の中頃にあります。



Spruceとは、マツ科の木の一種のことです。

私も以前一度少しだけ試したことがありますが、んーっ、なんとも微妙な味。現代のビールの味に慣れている我々にとって、確実に少し違った味です。

西洋人とマオリ族の人々との初のコンタクト


このダスキーサウンドでの滞在時にジェームス・クックさんと船員達は、マオリ族の家族と遭遇しています。上の絵がその時に描かれたもの。

NZの先住民族であるマオリの人々は800年から1000年前に太平洋をカヌーで航海してこの地にやって来たと言われています。

言われているというのは、彼らは文字を持っていなかったので、全てが口承で伝説という形で受け継がれているからです。

で、何度もの移住の航海を経て、異なる時期にやって来たと言われていて、それが今の部族の違いとなっています。

彼らは主に北島に定住しました。

その理由は、北島の方が南島に比べ気候が暖かいから。

彼らは、豚、タロイモ等の食物を故郷から持って来たのですが、それらはやはり暖かい所でよく育つからです。まあ、よく考えれば、太平洋上の島々の暖かい所出身ですからね、やっぱそうなりますよね。

南島には、北の方にナイ・タフ Ngai Tahu という部族がいて、彼らが南島では最も勢力の大きい部族でした。

ある時、ナイ・タフ族内で諍いがあり、あるグループがナイ・タフの位のある人を殺してしまいました。

で、その殺しをしたグループは逃げることになります。

最終的には、このグループがフィヨルドランドにまでたどり着き、息を殺して復讐を恐れながら暮らしていたと言われています。

このジェームスクックさんたちの遭遇したマオリの人々たちはそのグループの人達ではないかと一部では考えられています。

そしてこれが、フィヨルドランドに伝わる、『失われた部族』ナティマモエ Ngatimamoe の由来となっています。

最終的には、このナティマモエの人達はナイ・タフの人々に捕まり、復讐の為に皆殺されてしまったということです。

と、まあ、ダスキー・サウンドにまつわる幾つかのお話を紹介してみました。

ニュージーランドは非常に歴史の浅い国ですが、勉強してみると色々面白いものです。

ニュージーランドを訪れる際に、少しでも歴史の知識があればこの国での滞在もさらに素晴らしいものになるのではないでしょうか?

それでは今回はこの辺で。

また次回。

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