2014年5月15日

テレビの番組を見なくなって半年 その効用の考察

テレビを見なくなってほぼ半年。前からニュースとスポーツ番組ぐらいしか身を入れて観はしませんでしたが、それを完全にスイッチを入れなくなりました。

そもそもは、今から半年前、ちょうどクリスマスが近づいて来た頃。

毎年ニュージーランドでは、この頃からクリスマスが近づき、町も人もそしてテレビも、来る大きなホリデーシーズンを前にして、浮き足立ち、クリスマス一色となります。

この頃に書いたクリスマスに関する投稿でも書いたんですが、ここニュージーランドでは、クリスマスから新年にかけては一年の中でも最も大きなホリデーシーズン。

それはそれで良いのですが、以前からうんざりしていたのが、この時期にはお決まりの子供向けの映画の番組が増え、しかもそれらが大抵同じ映画で、毎年厭きる事無く繰り返し上映される

代表的なのには、
  1. ホームアローン
  2. アイスエイジ等に代表される、ディズニー系アニメ映画
  3. バッドサンタ
異論反論あるとは思いますが、私はディズニー系アニメ映画は子供のものだと思っています。色々裏にあるストーリーは美しいもので、大人にも訴えるものがあるという意見を痛い程耳にしますが、それでも私は賛成しません。結局物語りの芯=テーマが何であれ、表現方法はディフォルメされたアニメで、これは子供向けだと思います。

(まあ、バッドサンタはもうちょっと大人のストーリーで笑えるんで良しとしますが。)

同じ物語りの芯=テーマでも、表現方法は違ったやり方で作られた映画は多数存在します。同じテーマで、2つの映画があったとして片方がアニメ、もう片方が実際の俳優を使った実写ものがあるとしたら、迷う事無く後者の方を選びます。

まあこればかりは個人の主義主張ですからね。

で、まあ正直に言えば、子供が家に一人取り残されたからって何だとしか思いませんし、幾ら子供の数が多いからって、親、ちゃんと数えろよ位にしか思いませんし、氷河期に違った動物が仲良くなってアーダコーだなんてどうでもいいですしね。

これらに、この時期が訪れ始めたと共にうんざりし始め、だったらテレビつけなきゃいいやと思い至り、クリスマスが過ぎ、新年が過ぎ、夏が過ぎて行き、秋が訪れそして今まさに過ぎ去りようとしています。

で、何か支障があったか?

それが、大きな支障はないんですね。

以下に利点不利点をあげたいと思います。

利点
  1. 一日の間で有用な時間が増えた
  2. 静けさ
  3. 映像以外の情報源をより多用する様になる
不利点
  1. 情報量の減退
  2. 同時代性の後退
1. 一日の間で有用な時間が増えた

これは誰にも経験あると思うのですが、別に見たいとも思ってないのにだらだらとテレビを見てしまう。気がついたら2−3時間経っていた。これが先ず無くなりました。ですので言方を換えれば、その分一日に2−3時間有用な時間が増えたという事。

特に私は去年の12月くらいから、本腰を入れてこのブログに様々な記事を投稿する事にしたので、この時間は、ブログ更新の為に非常に貴重なものとなりました。

2. 静けさ

これは、テレビを無意味に垂れ流していないので、普段の生活に置いて不必要な雑音が消えたという事。静けさに身を委ねる事もあれば、音楽をかける事もあります。

なんというか、騒音、雑音に、ある程度まで自分のコントロール、主導権が握れる様になったという事。

そしてこれは、ブログ更新や調べものする時等の、生産性の向上につながったと思います。

3. 映像以外の情報源をより多用する様になる

これは、本をもっと読む様になりましたし、音楽も集中してありがたみを感じながら聴く様になりましたと言う事。

要は無目的無意識的に情報を収集していたのがもっと目的意識を持てるようになったという事。

でも考えると、インターネットの発達と共に、この20年程で我々の日常生活も劇的に変化しましたが、以前は誰もがその時代にはこんな感じだったんですよね。

原点回帰とでも申しましょうか。


そして不利な点としましては、

1. 情報量の減退

これは、テレビを見ない換わりに何もしないと言う前提ですが、これは猿でも分かる様に、情報が不足する様になります。

一般的に見た相対量としての情報とでも申しましょうか。

そうしますと、社会生活にも支障をきたす様になります。

2. 同時代性の後退

これは、テレビ、特にニュース番組を見なくなる事による情報不足、もしくは同じ情報源から来る情報の欠如、の事です。

インターネットのニュースサイト等で情報収集しますが、それが必ずしもテレビのヘッドラインニュースと100%同じ物をカバー出来ないという事です。

まあ、マレーシア航空機の失踪等、世界的なヘッドラインは逃しようがありませんが、国内の小さな事件等は見逃す事もありますので、そういった点で後手に回る事は多くなりました。

言い換えるなら情報の質という事になるのではないでしょうか。


注意する事と対策

しかし、ここにも罠が潜んでいて、テレビを点けない代わりに、インターネットでだらだらと時間を浪費してしまう事もあまりにも簡単です。これではテレビを垂れ流しているのと一緒になってしまいます。

特に、フェイスブック等のSNSには気を付けた方が良いのではないでしょうか。

放って置いても世界中の友達の近況が垂れ流され、それに長時間取られてしまう事も皆さん容易に想像出来るのではないでしょうか。

私は、時間を決めて、これらを利用する様になりました。

私も始めはことあるごとに返信やコメントしていましたが、いかんせん時間を取られてしょうがない。で、ある時から、『一日の間のこの時間にしかフェイスブックは開かない』と決めました。

これにより以前テレビに時間を吸い取られていたのと同じ事を防ぐのが可能となりました。

そうは言っても、今のこの世の中、フェイスブック以外にも様々な現在進行形な物が溢れていますので、これらの誘惑に如何に負けない様にするかが鍵ではないでしょうか。

また、テレビをつけないからと言って全く映像としての情報を取り入れなくなるという事でもありません。

やはり映像、特に映画は私は大好きですし、YouTubeの映像やオンラインのストリームでJリーグサッカーの試合も結構見ます。

ですので結論として、
  • 質と量の取捨選択をする
  • シンプルに生きる
  • 目的意識を持つ
  • 自分の生活の主導権をテレビがでは無く自分が握る
  • 上手くすれば、生産性の向上に繋がる
これらが非常に重要で、毎日意識的に実践する実用があるんだなという事を理解した半年でありました。

それでも、ぐうたらうだうだとしてしまいそうになる事は未だにあります。私もただの人間。気分ってやつは大変ですね、一定にし続けるのが。でもそれが無かったら我々はただのロボットになってしまうんで、まあこれも良しとしておきましょう。

それではまた次回。

こちらの投稿では時間を守る事で、どんな効果があるのか考えてみました。良かったらあわせてお読み下さい。

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