注意!
前回に引き続き山歩きに興味の無い方には苦痛な程長いです!
今回が中編で、詳細にグループ毎に紹介していきたいと思います。
前回の前編の記事はこちらをどうぞ。
以下がカスケード・サドルへの一泊二日の歩きに私が持って行ったギア。今回は着る物履く物身に付ける物中心でお送りしたいと思います。
この記事では、これらについて掘り下げて解説しています。
- 歩いてる時に着るもの
長袖
これは両方ともアイスブレーカー製の薄手の物。もうなんでもメリノウールです。化学繊維に比べるとメリノは速乾性に少し劣ります。しかし、何度も繰り返しますが、着た時の心地良さと臭いが染み付かない特性は一度知ったら手放せません。
ベスト
これはナイロン製で少し防風性があればベター。私の来ているのはマーモット社の物。夏とはいえ朝晩は冷え込む事が多いので、朝早く歩き始めるのが分かってる時はこれを持って行きます。好みの問題ですかねこれは。
短パン
速乾性に優れたナイロン製が良いでしょう。私の履いてるのは昔ガイドの時のユニフォーム。ファッション製はゼロですがとにかく頑丈で、ポケットが大きいのも気に入ってる理由の一つ。ニュージーランドでは皆短パンです!
下着
これもまたメリノ、アイスブレーカー。コットンは避けた方が良いかと。濡れたら乾くまで股間が寒いですから。ただしメリノの下着は耐久性に欠けるのであまりお勧めはしません。ただ単に社員割引で安く買えたので試しに買ってみたまでで、とりあえず擦り切れるまで使ってるだけです。次回必要な時は買わないと思います。日本でだったらユニクロとかで化学繊維の物が超安く買えますし。
帽子
ニュージーランドは日差しがキツいです。一説には紫外線の強さは日本の10倍程とか。これはニュージーランド上にはオゾンホールがあり底から直に紫外線が降って来る為とか。私はコットンのをよく使いますが、真夏の暑い時はやはり一度汗で濡れると乾き難いし不快です、はっきり言って。ですので真夏の暑い時は化学繊維の物の方が良いでしょう。
サングラス
これも上記と同じ理由からあった方が目の保護となり良いでしょう。とにかく晴れの日はまぶしいです。
バンダナ
これは個人的な嗜好で、私はいつも首に巻いてます。首回りを日焼けから守るのと同時に、汗拭いたり何かと役に立ちます。それと虫よけとしても機能します。
- バックパック
一泊二日という事でこのサイズで充分。どうやらこれはもう販売してないみたいです。
私の使うパックはほぼ全てマックパック。勿論ニュージーランドのブランドという事もありますが、生地が厚手のキャンバスで何より頑丈、そしてナイロン製のものに比べ防水性も高いというのが選択の理由。ニュージーランドのフィヨルドランドは雨の多い事で知られていますので、必然の選択となります。その分重量という面では重めです。上の写真では一番左。
ライナー
これも雨の多いニュージーランドならではの習慣かもしれませんが、防水性のナイロンでできていて、パックの中身を濡れるのから防ぐ為に、パックの中に入れ、このライナーの中に全ての物を収納する為に使用します。上の写真では左から2番目の水色の物。これはサイズとしては65リッター位の物で、『大は小を兼ねる』の言葉通り、大きいパックの時も使え、一つの物を使い回しています。
- 寝る
寝袋 マックパック Latitude(ラティチュード)700
これはもうだいぶ前に買った3シーズン用の寝袋。大体春から秋の間はこれだけで充分暖かく、冬の間雪のある寒い時期にはこれにプラスしてもう一つの薄めのライナーをあわせて使用しています。上の写真では右から2番目。
特に真夏でも標高の高い所行く時は、これくらいの厚めの寝袋が必要です。朝方に気温がぐんっと低くなることが多いですから。
一方、海抜ゼロの海岸沿いなどでは、もう少し薄手のものでもオーケーです。これだと夜暑すぎて寝れません。重量削減にもつながりますし。
これはもうだいぶ前に買った3シーズン用の寝袋。大体春から秋の間はこれだけで充分暖かく、冬の間雪のある寒い時期にはこれにプラスしてもう一つの薄めのライナーをあわせて使用しています。上の写真では右から2番目。
特に真夏でも標高の高い所行く時は、これくらいの厚めの寝袋が必要です。朝方に気温がぐんっと低くなることが多いですから。
一方、海抜ゼロの海岸沿いなどでは、もう少し薄手のものでもオーケーです。これだと夜暑すぎて寝れません。重量削減にもつながりますし。
ゲイター
これは日本ではスパッツと呼ばれてると思います。上の写真のは短い踝を覆うサイズの物でトレイルランニングの靴等に合うサイズ。靴の中に石や小枝、葉っぱ等が入って来るのを防いでくれます。水ぶくれの原因になりかねませんので、私は常に使用します。これは個人の好みによると思いますが、ニュージーランドでは川を徒渉する事や泥の中を歩く事も多いので、着ける人は多いです。
これは日本ではスパッツと呼ばれてると思います。上の写真のは短い踝を覆うサイズの物でトレイルランニングの靴等に合うサイズ。靴の中に石や小枝、葉っぱ等が入って来るのを防いでくれます。水ぶくれの原因になりかねませんので、私は常に使用します。これは個人の好みによると思いますが、ニュージーランドでは川を徒渉する事や泥の中を歩く事も多いので、着ける人は多いです。
イメージ映像
ブーツ(靴)
今回は1泊二日で雪も無さそうなのでブーツは履かず日頃から履き慣れているサロモンのトレイルランニングシューズ、クロスマックス。過去の記事にブーツの代わりに靴で歩く事に関して触れていますので、そちらを参照下さい。
サンダル
これはクロックみたいな、ゴムでできたもので、小屋内で履く屋内用。ニュージーランドの山小屋ではトイレに行くのに外に出たりしなければならないですし、靴自体が1日歩いて濡れている事もありますのでこういった屋内用の履物はあった方が便利です。また、真夏は良いですが、素足に靴下だけだと直に足下から寒くなってきますので、体調を維持する為にも役立ちます。
靴下
今回は1泊二日で雪も無さそうなのでブーツは履かず日頃から履き慣れているサロモンのトレイルランニングシューズ、クロスマックス。過去の記事にブーツの代わりに靴で歩く事に関して触れていますので、そちらを参照下さい。
サンダル
これはクロックみたいな、ゴムでできたもので、小屋内で履く屋内用。ニュージーランドの山小屋ではトイレに行くのに外に出たりしなければならないですし、靴自体が1日歩いて濡れている事もありますのでこういった屋内用の履物はあった方が便利です。また、真夏は良いですが、素足に靴下だけだと直に足下から寒くなってきますので、体調を維持する為にも役立ちます。
靴下
これは様々なブランド、長さ等ありますが、夏の間は大抵脛くらいまでの長さの物を履きます。一つだけ外せないのは、メリノウール性の物であるという事。履いた時の心地良さと羊の毛であるという自然の素材であるメリノの特徴でもある、体臭が繊維に染み付かないので、長い間履いていても臭くならないという理由から愛用しています。まあ一般的に大抵のトレッキング用の靴下はメリノウールを使っていると思いますので、皆さんも気づかないうちにメリノの靴下を履いているかもしれません。
私の好きな主なブランドはアイスブレーカー(Icebreaker)とスマートウール(Smartwool)の二つがあります。
長年使ってみての感想としては、
アイスブレーカーの靴下は長持ちする。一方で履く時に肌に引っ付く感じで何となくしっくりこない。またニュージーランドのブランドという事でクイーンズタウンのアウトドアショップ至る所で買える。
一方、スマートウールは履き心地が抜群。一方ですり減り方がアイスブレーカーのに比べて早い様な気がする。こちらを買う時はアメリカのオンラインショップを利用し、まとめ買いしてます。
私の好きな主なブランドはアイスブレーカー(Icebreaker)とスマートウール(Smartwool)の二つがあります。
長年使ってみての感想としては、
アイスブレーカーの靴下は長持ちする。一方で履く時に肌に引っ付く感じで何となくしっくりこない。またニュージーランドのブランドという事でクイーンズタウンのアウトドアショップ至る所で買える。
一方、スマートウールは履き心地が抜群。一方ですり減り方がアイスブレーカーのに比べて早い様な気がする。こちらを買う時はアメリカのオンラインショップを利用し、まとめ買いしてます。
- 着替え
基本的に歩く時に来ている物と同じ様な物の替えです。
パンツ
パンツ
靴下
サーマル
これはこちらではロング・ジョンとも呼ばれていますが、日本ではタイツでしょうか。万が一寒くなった時に備えて持ち歩いています。また、小屋の中で寒くなった時にもこれ履いて体が冷えない様にしています。軽量で手軽なのでこれにしています。
これはこちらではロング・ジョンとも呼ばれていますが、日本ではタイツでしょうか。万が一寒くなった時に備えて持ち歩いています。また、小屋の中で寒くなった時にもこれ履いて体が冷えない様にしています。軽量で手軽なのでこれにしています。
半袖メリノ
真夏のクソ暑い時はもう一枚シャツがあれば乾いたのに着替える事ができますので便利。
真夏のクソ暑い時はもう一枚シャツがあれば乾いたのに着替える事ができますので便利。
長袖メリノ
私は一枚を歩く時用、もう一枚を小屋内用と使い分けています。あまり大差無いかもしれませんが清潔感の問題ですかね。
速乾性タオル
これは川で水浴びした時とかに役立ちます。別に大きい必要は無いと思います。この手のタオルは水分の吸収性に優れていますし、夏の暑い時しか川で泳いだりしませんし、必然と気温が高くて日差しが強ければ自然と濡れた体も乾きますし。
私は一枚を歩く時用、もう一枚を小屋内用と使い分けています。あまり大差無いかもしれませんが清潔感の問題ですかね。
速乾性タオル
これは川で水浴びした時とかに役立ちます。別に大きい必要は無いと思います。この手のタオルは水分の吸収性に優れていますし、夏の暑い時しか川で泳いだりしませんし、必然と気温が高くて日差しが強ければ自然と濡れた体も乾きますし。
- 防寒
ゴアテックスジャケット
私は薄手のジャケットを使っています。厚手のゴアテックスのジャケットは体が熱くなりすぎて逆に汗でジャケット内が濡れる感じがして好きではありません。上の写真の青いのがそうです。
アークテリクス社製の、(多分)ベータジャケットだと思います。もう3、4年前に買ったので良く覚えていませんが、胸の両方、あばら骨上を縦に外向きに大きなポケットが付いていて、何かと便利。また脇の下がジップで開く様になっているので暑くなってきたらこれを開くと通気性がまし体温コントロールが容易なのも気に入ってる理由の一つです。
私は薄手のジャケットを使っています。厚手のゴアテックスのジャケットは体が熱くなりすぎて逆に汗でジャケット内が濡れる感じがして好きではありません。上の写真の青いのがそうです。
アークテリクス社製の、(多分)ベータジャケットだと思います。もう3、4年前に買ったので良く覚えていませんが、胸の両方、あばら骨上を縦に外向きに大きなポケットが付いていて、何かと便利。また脇の下がジップで開く様になっているので暑くなってきたらこれを開くと通気性がまし体温コントロールが容易なのも気に入ってる理由の一つです。
暖かいジャケット
上の写真だと黄色いのがそうです。これもアークテリクスで、アトム・フーディー・ジャケット。これは前回去年日本に帰った時に買いました。気に入ってる最大の理由は手首周りにベルクロの袖口の幅調節するのが付いていない事。全体が柔らかい伸縮性の素材が使われています。
これはどういう事か説明しますと、夏はいいんですが、冬にスキーしてる時に何枚かこういったジャケット類重ね着します。で、それぞれのジャケットにベルクロの手首幅調節機能の付いてるのを何枚か着ると、例えば腕時計で時間を見ようとする時にいちいち一つずつのベルクロ緩めて面倒なんですね。冬の寒い時には1秒たりとも無駄にしたくないんで、このベルクロ無しの袖口が非常に便利なんです。細かい事なんですが。
上の写真だと黄色いのがそうです。これもアークテリクスで、アトム・フーディー・ジャケット。これは前回去年日本に帰った時に買いました。気に入ってる最大の理由は手首周りにベルクロの袖口の幅調節するのが付いていない事。全体が柔らかい伸縮性の素材が使われています。
これはどういう事か説明しますと、夏はいいんですが、冬にスキーしてる時に何枚かこういったジャケット類重ね着します。で、それぞれのジャケットにベルクロの手首幅調節機能の付いてるのを何枚か着ると、例えば腕時計で時間を見ようとする時にいちいち一つずつのベルクロ緩めて面倒なんですね。冬の寒い時には1秒たりとも無駄にしたくないんで、このベルクロ無しの袖口が非常に便利なんです。細かい事なんですが。
手袋
ビーニー
ネックウォーマー
この3つは夏といえども、いつ雪が降るか分からないニュージーランドの山では必需品です。また風が強い日にも体温保つ為に必要ですしね。
と、まあ、何気に普段考えもせずに使ってるギアを事細かに説明してきました。まだまだ後編へと続きます。次回はもっと細かい安全に関する小物や、調理、食料について書きたいと思います。
長い時間朗読ご苦労様です。まだまだ読みたりない方、こちらが後編の記事へのリンクになります。
最後にマックパックに関して色々書きましたので、幾つか下にリンクを載せておきます。